積雪と地震による防水層の脱気筒破損 … 地震被害調査と補修2011/05/07

防水層の脱気筒の破損.
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雪国での思わぬ地震被害の一例。

今回の地震では新潟県津南町、長野県栄村など雪国での被害も多く見られましたが、特に、この地域はまだ雪が多く残っている時期と重なったことで、屋根に載ったこの地方特有の湿った重たい雪が思わぬ被害を引き起こしています。


写真はRC造の建物屋上シート防水の脱気筒(リベットルーフ シート防水)が根元からポッキリと折れてしまっている状況です。

これは脱気筒の上に厚く載っていた重たい雪が、地震で揺さぶられることによって、堅い樹脂の筒を根元から引きちぎった形になっています。
しかも10本以上も同様の姿で折れてしまっていました。

今まで、豪雪でもこんなことは1本もなかったのにそう考えると、地震の力は恐ろしいものです。

この被害が解ったのも、厚く積もった雪が全て溶けてやっと屋上面が全て見えてからのことです。

確かに、そのほかにも重たい巨大な高架受水槽もRCの大きな基礎ごと移動していましたから、建物の上部はかなり揺れたのでしょうけど・・。


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