外壁通気胴縁・横胴縁施工のチェックポイント … 第三者監理・検査2012/04/21

外壁横胴縁下地
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外壁のサイディングの張り方(方向)が縦張りの場合には、下地となる胴縁は当然横張りになります。

下地となる胴縁は通気胴縁も兼ねますので、施工の際には外壁通気を妨げないような配慮がなされていなければいけません。

胴縁が縦に張られる場合(縦胴縁)には、空気の流れは割とスムーズにいきますので、開口部周りと軒天井あたりの施工で間違いがない限り、問題は少ないのですが、胴縁を横に張る横胴縁の場合は外壁面の全体をよく眺め、通気を妨げている箇所がないかを施工者自身が把握しながら、丁寧に作業を進めなければいけません。

横胴縁の継ぎ手は「木造住宅工事仕様書(住宅金融支援機構)」などで、1,800mm程度に1カ所30mm程度の隙間を取り、最上部(軒天部)や最下部(土台部分)の胴縁は1,200mmごとに100mm程度の隙間を設けること。とされています。
ただし、実際の施工ではそれ以下の胴縁間隔で(通気のための隙間をもっと作って)施工して欲しいという思いはあります。


外壁通気工法は外壁が太陽熱で温められることで、通気層内部の空気を動かす仕組みですので、そのことをイメージしながら施工することが大切です。
外壁下から入ってきた空気がスムーズに上方向に抜けていき、軒天換気口あるいは棟換気スリットから出て行くという通気ルートをしっかりと確保していなければいけません。

では、外壁通気がうまく機能しないとどうなるのでしょうか?
弊害のひとつは家全体の断熱性能が落ちることになります。外壁面の湿度調整も出来ませんし、さらに悪い条件が重なると「壁内結露」を引き起こしやすくなります。
どちらの弊害も竣工後、気が付かないうちに進行していきますので、分かってからでは根本的な解決がなかなか出来ないので非常に厄介です。

また、通気施工は防水施工とも密接に関係していますので、その両方の機能を満たすように施工をすることも重要なことです。
(胴縁の下に張られている透過防水シートは外壁面の防水の最後の砦ですので、出来れば胴縁は縦胴縁の方が防水シート上を水が流れる事態が起きても安心出来るのですけどね。)

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