三渓園・聴秋閣と臨春閣を見に行く … WanderVogel2012/05/04

三渓園 聴秋閣
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三渓園の特別開放で「聴秋閣」と「臨春閣」を中心に見に行きました。

写真は「聴秋閣」です。
江戸時代の初め(1623年)に建てられ、京都二条城内にあったと言われているものを移築したものです。
徳川家光・春日局にもゆかりある楼閣建築ということです。

建物の床下の一部が流れに張り出しているように建てられていて、水音を身近に感じることの出来る涼しげな建物です。
2階の造りもなかなか凝っていて、豊かなデザイン性とバランス感覚、そしてウイットを感じさせます。

小振りでありながらも周りの自然渓流を模した作庭を最大限に生かした造りで、機智に富んでいていて引きつけられます。

昨年葺き替えられたという、屋根のこけら葺きも美しい。
こけら葺き:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2011/04/19/

もうひとつ特別公開されている「臨春閣」の方は、桂離宮のような雁行型をした数奇屋風書院造りで、室内を狩野派の襖絵に彩られた瀟洒で美しい別荘建築です。


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