三渓園・聴秋閣と臨春閣を見に行く 2 … WanderVogel ― 2012/05/05
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三渓園の特別開放のもうひとつの目玉である「臨春閣」は、大らかにひろがる池泉を持った庭を前に、桂離宮のような雁行型をした建物配置で造られ、端正でリズム感のある造形美を見せています。
室内も同様に数奇屋風書院造りの手法でデザインされていて、大胆な構図で狩野派によって描かれた襖絵によって空間を一層引き締めています
一般的な解説や説明はガイドブックにまかせるとして、それ以外で面白かったのが二階に上がる階段の入口周りのデザインです。
上の写真がそれですが、火頭窓のような形のフレームが、まるで舞台のプロセニアム・アーチのように空間領域を区切っていて、二階への階段が異空間への入口であるかのような心理的な印象を与えています。
隙のない数奇屋風(シャレではないですよ)書院造りの中にあって、フッと息の抜ける仕掛けです。
デザイン的に大変うまい、楽しい工夫がされているのに感心しました。
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三渓園の特別開放のもうひとつの目玉である「臨春閣」は、大らかにひろがる池泉を持った庭を前に、桂離宮のような雁行型をした建物配置で造られ、端正でリズム感のある造形美を見せています。
室内も同様に数奇屋風書院造りの手法でデザインされていて、大胆な構図で狩野派によって描かれた襖絵によって空間を一層引き締めています
一般的な解説や説明はガイドブックにまかせるとして、それ以外で面白かったのが二階に上がる階段の入口周りのデザインです。
上の写真がそれですが、火頭窓のような形のフレームが、まるで舞台のプロセニアム・アーチのように空間領域を区切っていて、二階への階段が異空間への入口であるかのような心理的な印象を与えています。
隙のない数奇屋風(シャレではないですよ)書院造りの中にあって、フッと息の抜ける仕掛けです。
デザイン的に大変うまい、楽しい工夫がされているのに感心しました。
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