自然観察会・オオモミジの種子 … 森林インストラクター・WanderVogel2013/06/13

オオモミジの種子
- -
植物が子孫を広げる手段にはいろいろな方法があり、どれもがとても神秘的です

実を動物に食べてもらい糞と共に広げてもらうものや、動物の体にくっついて運ばれるもの。ココヤシの実やマングローブの種子などのように水に浮かんで遠くに運ばれるもの。
ホウセンカの種などは、刺激を受けて種子を遠くへ飛ばす仕組みを持っています。

また、タンポポのように綿毛を持っていて風に乗って飛ばされるものや、シデ類やカエデ類のように翼を回転させることで風に乗り、遠くへ種子を飛ばすものなど、植物によって子孫を残す方法は様々です。

写真はオオモミジの種子です。ヤマモミジの種子は羽根の部分が赤く色づきますが、オオモミジは緑色のまま茶色く色が落ちていきます。

もう少し経つとプロペラの形をした種子は真ん中から二つに割れて、風が吹くとクルクルと回りながら飛んでいきます。

アクセスカウンター