丹沢/大野山で山菜/野草摘み・シドケ(モミジガサ) … 森林インストラクター・WanderVogel2014/04/27

山菜摘み・シドケ
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4/29(みどりの日)に開催される「摘み草料理で春を食べよう!」企画の事前準備で、今日は数名のスタッフで野草摘みをしてきました。

県立21世紀の森や大野山頂上付近、ふもとの里川など数カ所を回って山菜(野草)を摘みます。

写真はシドケ(モミジガサ)の若芽で、スギやヒノキの林の少し湿り気のある林床にたくさん生えています。
葉っぱが開ききる前くらいの時の方が食べ頃だと言いますので、ちょっと遅かったかもしれません。
モミジガサによく似たヤブレガサというのもあるのですが、そちらは今日行ったところでは見かけませんでした。

同じ場所には(アカ)ミズ(ウワバミソウ)の群落があって、林床一面に広がっていました。
おかげでその場所だけで、シドケもミズも大量にゲットすることができました。
ミズは渓流釣り(特に秋田など東北地方の渓流には、大きなサイズのミズがたくさん生えています)の際に、竿を振るついでに採取する野草として人気があり、私も渓流釣りに行くときはよく採っていました。

そのほかには、ヨモギ、フキ、ワラビ、ハナイカダ、アザミ、ヤマウコギ、カキドオシ、サンショウ、ウバユリなどの野草も十分な量が採れました。。

また、里川の流れの脇で大量のセリが自生しているのを見つけて、これもたくさん採取することが出来ました。
近くにノビルやユキノシタも目につきましたので、すかさずこれもゲットです。
実は里川沿いではクレソンも期待したのですが、これは残念ながら見つけられませんでした。

夕方には結構な収穫量となり、明後日会場となる民宿のキッチンをお借りして早速水洗いと選別などを行ないましたが、それだけで2時間も費やしてしまいました。
今日は昼食もそこそこに、時間を忘れてみな真剣に野草摘みを行ないました。
ふ~っ、疲れたが楽しかったぁ~!

もちろん食べられる野草だけでなく、毒を持っている野草も周りにたくさん生えていますから、採取には注意は必要です。
今日見た代表的な毒草は、有名なトリカブトを始め、ムラサキマムシグサ、ミミガタテンナンショウ、ホウチャクソウ、ナツトウダイグサなど結構目に付くものです。

さあ、準備は整いました。
あとは本番でおいしい料理に変化するのを見届けるだけです。

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