三渓園・コブシの不思議な形の実 … 自然観察・WanderVogel2014/08/23

三渓園のコブシ
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今日(土曜日)は、三渓園・旧矢箆原家住宅でのガイドボランティアの日でした。
朝から薄曇りで、昼前にザッと雨が落ちてきたのでだいぶ過ごし易く、清涼感のある一日になりました。

サルスベリやムクゲ、フヨウといった夏の花もあらかた終わりに近づき、花の色もくすんで少し精彩を欠いています。

でも、来年に向かって確実に草木たちは実・果実を付け始めています。コナラやクヌギのドングリはだんだんと大きく膨らんできて、ヤブミョウガやヨウシュヤマゴボウの実も色付き始めてきました。
ムラサキシキブやヒヨドリジョウゴ、カクレミノなどの実はまだ小さく色も緑のままですが、日に日に目立つようになってきています。

写真は三重塔下の斜面に何本か植えられている、コブシの木です。枝いっぱいに奇妙な形の実がたくさんぶら下がっています。
春に白い大きな花を咲かせるコブシですが、実のほうはあまり馴染みがないかもしれません。
でも、「コブシ」と言う名前の由来は、この実の形からきているんです。

この実が拳を握った時の形によく似ているのでコブシを付けられました。そう思ってみると、ゴツゴツしていて確かに握りこぶしに似ていますよね。

実の外皮は今はまだ緑色がかっていますが、これから徐々にピンク色に染まっていき、そのうち中から真っ赤な実がいくつも弾け出てきます。
熟しきった実は前触れなくポトリと落ちてきますので、上にも注意して歩かないと服に紅色が付いてしまいますよ。

コブシの花:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/04/17/
山に実るコブシの実:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2013/09/29/

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