箱根神山/駒ヶ岳・小学校登山の引率 … インストラクター・WanderVogel2014/08/26

20140826箱根のナナカマド
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先日、箱根の山で横浜市内の小学校高学年(50名ほど)の課外授業(林間学校)が行われ、インストラクターとして神山/駒ヶ岳登山を引率してきた。

横浜市内の小学校(5年生?)では、林間学校で大湧谷~神山~芦ノ湖畔というハイキングコースがよく使われます。
伊豆半島誕生の元となるプレートテクトニクスのダイナミックな地球の話しや、すぐ足下から蒸気を吐き出している火山の姿を目の当たりで学べ、なおかつ豊かな自然の残る箱根の山を一度に体験出来るという、子供たちにとっては稀有なハイキングコースです。

当日、降雨が心配される天気ではありましたが、幸いにも登山中は降られることなく、何とか全員を登らせることが出来ました。下りは天候の動きなどを見て、ロープウェーを利用しましたが、全員無事に芦ノ湖湖畔に下山することができ、ホッとしました。

このところ(今年は特に)、全国的に天候はかなり不安定で、朝晴れていたかと思えばお昼には豪雨になるなんてことも珍しくない天気が続いています。
学校行事では(全員参加が原則ですので)そのあたりかなり神経を使う行事です。先生方も大変神経を使ったことと思います。

滑ってころぶ子供も、歩きがおそく遅れてくる子供も出ますので、「自然にふれあう」ということを実感させるのはなかなか大変。

今回は多少先頭と最後の間隔が開いてしまったということがあったが、バテる子供も怪我をする子供もリタイヤする子供もなく、全員が同じように登山体験を共有出来たことは幸せなことでした。

雨には降られなかったとはいえ、行動中も頂上でもまったく霧の中で、展望が開けずに清々しい山の雰囲気を味わうということにはならなかったのですが、まあ濃霧の中の山登りもそうそう経験出来るものではないので、それも自然の現象と捉えてもらえれば意義ある自然観察だったのではないかな。と思っている。


山の展望がない分だけ、足下や頭上の木々が観察の対象になる。
滑り易い足下に注意を払いつつ、廻りにも目を向けて初秋の自然を見てみよう。

大湧谷から神山に登る斜面は火山性の蒸気で覆われ、木々も大人の腰から頭くらいまでしか成長しません。

登山道の脇に生えているナナカマドの葉や実は、緑色から紅色へとだんだんと変わっています。

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