街路樹も秋の実り・スダジイの実 … 自然観察・WanderVogel2014/09/07

スダジイの街路樹
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午前中、仕事の打合せに向かう道すがら、近くのスダジイの街路樹が実を付け始めたのに気がつきました。

スダジイの実、形状はドングリ型ですが、「ドングリ」と言わず「シイの実」という呼び方のほうが馴染みがあるでしょうね。

スダジイはブナ科クリ亜科の常緑高木です。
幹の木肌は、若い頃はスベスベしていますが、年をとると樹皮に縦の裂け目が入り、ゴツゴツした木肌になります。

コナラやクヌギなどのいわゆる「ドングリ」と違って、スダジイの実は始めは(写真のように)全体が殻斗で覆われていて、大きくなるに従って殻斗の先端が割れてドングリ(堅果・けんか)が顔を出してきます。

一般に「シイの木」というとスダジイを指しますが、シイの実はドングリの中でも渋味が少なくて、マテバシイ同様に生でも食べることも出来ます。
縄文時代にはシイの実が「主食」であったと言われているくらいですから、昔から食べられてきたのです。

殻斗が割れて茶色くなったシイの実を採ってきて、フライパンで炒ります。しばらくして、表面がパリンと割れてきたら食べ頃で、炒り過ぎないのがコツです。まあ、生でも食べられるのですから、半生くらいがちょうど良いのかもしれません。

甘味の少ない栗のような味ですが、栗よりももっと素朴で「山里の味」がします。

ちなみに、シイの木(スダジイ)は「横浜の木」でもあります。

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