神奈川 鳥獣被害対策研修会3 … 鳥獣捕獲/自然観察・WanderVogel2014/11/17

ワナ猟の実習
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先週、3回目の神奈川県主催 鳥獣被害対策研修会(実践編)に参加してきました。

最終回は鳥獣被害対策の実践編として、ワナ猟の実習という講座でした。(別にワナ猟を覚えたいというわけではなかったのだが…)

野生動物の足跡の見分け方やケモノ道の探し方、そして効果的なワナの仕掛け方、獲った動物の処理の仕方などといった、何だかちょっと生々しい内容の講義でした。

シカ、イノシシ、タヌキ、アライグマ、ハクビシン、タイワンリス、カラス、といった動物たちが鳥獣捕獲・害獣駆除のターゲットとなります。

囲いワナやくくりワナ、頑丈で大型の箱ワナはシカやイノシシといった大型獣用で、中型の箱ワナはアライグマ、ハクビシンあるいはタヌキが対象です。
小さい箱ワナはタイワンリス用で、やはりターゲットの身体の大きさ、力の強さに応じて使うワナの種類も違ってきます。

一番重要なことは、足跡やけもの道を見て、何の動物がどのくらいの頭数で通過したのか。何時、どっちからどっちに歩いて行ったのかなどを的確に割り出して、正確にワナを仕かけていくことだと言います。
まあ、言われればまったくその通りで、それ以外に大切なことはないだろうとも思いますが、まさしくそこのところがこの猟の「キモ」なのだろう。


囲いワナやくくりワナで捕獲したシカやイノシシをどうやって動きを止めるのか、どの部分にナイフを入れるのか、あるいはどこを猟銃で撃つのがより苦痛を与えずに殺傷(止め刺し)出来るのかなどを真剣に講義していました。

ですが、僕にはなかなかそんなことは怖くて出来そうにもない…。

ちなみに、講師はまだ若い研究者の方で、獣医師でもあり野生動物の研究・調査のかたわら、害獣駆除の猟(銃猟)もするという頼もしい うら若き女性でした。


写真は左上から時計回りに、(ちょっと旧式の)くくりワナのセットの実習(受講者全員一人ずつ行なう)、次はイノシシ、シカ、ツキノワグマ、ニホンザルの各頭蓋骨、小型の箱ワナの野外でのセッティング実習の様子、最後左下は園内の泥の道に付けられたアライグマの足跡を実際に探して確認をする作業。

前回の研修会の様子:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/10/18/
狩猟の免許は?:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/10/09/

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