寄沢・杉ノ沢の紅葉と冬芽観察(秦野林道)2 … 自然観察・WanderVogel2014/11/24

アブラチャンの花芽
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昨日の「やどりきの森に行こう!」の下見で見つけたアブラチャンの黄葉と紅色の可愛い花芽。

まだ黄葉した葉がたくさん残ったままだが、真っ赤な艶々した芽鱗を付けた花芽が葉柄の脇に2つずつ並んでいて、何だか無性に可愛らしい。

この花芽が2つ並んで出てくる独特のかたちは、クロモジなどにも共通するクスノキ科クロモジ属の花芽の特徴なんだそうです。

今まであまり(実際には難しくてハードルが高かっただけだが…)見てこなかった「冬芽」の観察も、何べんか観察会を重ねていくうちに今ではその美しさに惹かれています。

観察会で「三大美芽」というのがあることを知りました。
ザイフリボク(別名:シデザクラ)、コクサギ、ネジキの三木をいうのだそうですが、この三大美芽に限らずどの冬芽も(裸芽でも鱗芽でも)それぞれに強烈な個性を持っていて、僕にはみな魅力的な美人に見えます。


観察している姿を外から見ると、枯れた枝に取り付いて枝先を息を詰めながら小さなルーペでジーッと覗き込んで静止しているので、異様な姿に見えるかもしれませんね。

でも、昨日ここで出会ったフサザクラもコクサギもアワブキも、このアブラチャンの冬芽もみなそれぞれに美しい。

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