冬芽の魅力に取り付かれています … 自然観察・WanderVogel2014/11/25

アワブキの冬芽
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紅葉もそろそろ平地にまで降りてきて、終わりに近づいてきましたが、相前後して「冬芽」の季節がやってきました。

昨日も書いたように、今年の冬は「冬芽」の魅力にちょっと取り憑かれています。
写真は先日行ってきた相模湖で見たアワブキの冬芽。

枝先端の冬芽(頂芽)はいかにも柔らかそうで、ムートンの手袋のような指形と色をしていて温かそう。
黄葉した葉がまだ枝先についていますので葉痕や側芽は見えませんが、先端の冬芽(葉芽)はしっかりと成長していました。

アワブキという木はその名の通り、枝を燃やすと切り口から泡を吹くことから名付けられたと言います。
木自体に水分が多いのでしょうね。
材としても狂いが大きく割れやすいことから、建築材・造作材としては使われないようです。

まだこの時期には、黄色から褐色に色付いた葉が枝にたくさん残っていて、下から見上げると天井いっぱいに広がる様子が観察出来ます。

アワブキは葉が大きく葉脈がはっきりしているので、陽を透かしてみる黄葉の様子はなかなか見応えがありました。


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アワブキの学名は、Meliosma myriantha といい、ギリシャ語で「ハチミツの香りのするたくさんの花」というような意味なのだそうです。
花の咲く時期(5~6月)はそんな香りに包まれるのでしょうか? ぜひ確かめてみたいものだ。

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