丹沢ウシロ沢にて鹿の生態調査/森林インストラクター … 自然調査・WanderVogel2014/12/14

ウシロ沢シカ調査
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今日は森林インストラクターの活動で、神奈川県西丹沢のウシロ沢上部一帯を歩いてきました。
写真は朝9時くらいのまだ朝日の射さない沢沿いの光景です。ちょうど、寄(やどりき)沢からウシロ沢へ入って、沢を詰めて遡行しているところです。

目に入ってくる景色は、木々もすっかり葉を落とし「冬の山」 という感じです。

この辺一帯の山は、神奈川県森林インストラクターの会が中心となって、県民が参加しての森づくりや植物や動物の生生態系調査などを行なっているエリアです。

今日はフィールド内に設定した鹿柵内のエリアにシカが入り込んでいないかを確認するため、シカの浸入形跡調査を行なってきました。


網や有刺鉄線、間伐した枝付きの木を積み上げて鹿の浸入防止用の柵を作り、エリア全体を囲うようにぐるっと巡らせています。

しかし、ほんのちょっとの隙間を見つけてシカは上手に侵入してきます。

足跡や糞、地面に座り込んだ形跡などを調べていきながら、浸入箇所と歩いたルート・方向、時期などを調査・推定していきます。

スギやヒノキの木には、あちこちで皮を剥がされているのが目立ちます。
シカが齧り取ったものもありますが、クマが爪で剥がしとったものも散見できます。
また、どちらとも言えない何かの小動物が齧ったような跡も見られます。
イノシシが地面をほじくり返した跡もあちこちにあります。

動物が多いということは生態系が守られているという見方も出来ますが、林床に下草も低木も育っていない森の姿は健全な森林とは言えませんね。
シカの調査は、来年も継続して行なうことになりました。

調査を終えせっかくだからと鍋割山へとつづく尾根上まで突き上げると、ちょうど粉雪が舞ってきました。
どうりで寒いわけです。

僕にとっては今期初の雪を見ることができました。といっても、積もるほどではないですけどね。

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