丹沢ウシロ沢にて鹿の生態調査/シカの足跡 … 自然調査・WanderVogel2014/12/15

地面に残るシカの足跡
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昨日行なった西丹沢のウシロ沢上部でのシカ生態調査でのスナップ写真(シカの足跡)。

シカ、カモシカ、イノシシのそれぞれの足跡は見かけがよく似ているので、判断に迷うことがあります。
図鑑に載っている足形と実際の足跡とは印象が全然違っていて、なかなか図鑑に図示されているような(条件の良い状態で)足跡が地面に残ることはまず無いと思った方がよいですね。

今回もたくさんの足跡の痕跡が残る中で、比較的ハッキリ分かる(わかり易い)足跡を1枚載せてみました。


この状態なら、何時ごろ、どちらの方からどちらの方向に行ったのか。その時は走っていたのか、歩いていたのか、などが比較的正確に推測できますが、だいたい残されている足跡はもっと曖昧なものが多く、周りを良く見て総合的に判断を下す、ということになるんでしょう。

今までにも、雨上がりの柔らかい土の上や雪面の上などに残る動物の足跡を、渓流釣りや雪面歩きの際には見かけることがありました。
シカに限らず、イノシシもテンもタヌキもウサギもネズミも明確にわかり易い足跡を雪面に残しています。


でも、下草が生えている斜面や、笹やぶなどの上に付く微妙な足跡は、それを探し出して判断するのはかなり難しいですね。
こればかりは動物の行動理論の勉強も重要なのでしょうが、やはりたくさん場数を踏んで馴れていくしか無いようです。


これまでの経験を踏まえた上での、昨日のような生態調査の専門家! による山中での実地解説はすごく参考になりました。
また、先月参加した数回の「鳥獣被害対策研修会」などの専門セミナーでの勉強も頭の隅に少し残っていて、その程度の知識でも意外に役に立つものです。

小動物の齧った跡とシカの齧った跡、クマが齧った跡の痕跡の違い、糞の観察によってその動物が通過した時期を予想する、動物ごとのケモノ道の作り方の違い、などが徐々にわかってくると、低山の山歩きもいっそう楽しくなります。


この日は朝から、寄沢(やどりぎさわ)の下流部の山に猟師さんたちがシカ撃ちか、イノシシ撃ちかで数名入っていましたが、さて、猟果はどうだったのだろうか。

獣被害対策研修会の様子:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/11/17/

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