寄・やどりき水源林で行なわれた山の神祭/他 … 自然観察・WanderVogel2015/01/18

やどりき 山の神祭
- -
本日は西丹沢やどりき水源林の山腹に祀ってある「山の神」社で、かながわ森林インストラクターの会の面々が集合して山の神祭が行なわれました。

多くの森林インストラクターの方々が一同に会する、年間を通しての一大イベントのひとつです。

今日は、気温こそ氷点下に下がった寒い朝を迎えましたが、日中は一日中春先のポカポカした陽射しが降り注いでいて、日向ではコートがいらないくらい暖かい日になりました。
やどりき水源林から見える西丹沢の山の景色も、足元を流れる寄沢の水も春の陽射しを浴びて少し和らいで見えました。


山腹に祀られている社で祝詞を奏上し、玉串やお神酒を献じた後は、周りに降りて来ている(であろう)「山神様」に見守られながら、各期や部会からの献上酒をいただきます。
新年会へ向かう借り上げバスの出発時間までには写真のお酒はすべて空になりました。新年会はこれからだというのに…、、
お年を召している方々が大半だというのに、皆さんさすが酒豪揃いです。
(昨夜のワンゲル部OB会の新年会と比べても遜色なしです。いや、年齢層を考えるとこちらの方が勝っていますね。)

僕にとってはふだんの活動を通してお会いしている諸先輩インストラクターの方だけでなく、活動フィールドや活動内容などの違いからあまり顔を合わせることの少ない方々ともお会いすることが出き、お話しの出来るたいへん貴重な一日です。

会の活動のメインである林業作業や伐木造材技術、動植物の自然観察系のエキスパートだけでなく、自然の植物から取出して染上げる染色技術に造詣の深い方、クラフト系の工作技術に長けた方、野草やキノコ、自然食に詳しい方、丹沢の山ならどんな杣道も古道もご存知の方など、皆さんそれぞれの専門分野で一家言をお持ちの方々ばかり。
僕としては一方的にお話を拝聴し、そのたびに溜め息を漏らしていちいち感心するばかりでした。

山歩きに同行しても、僕よりの20も年上の方でもハーネスを付けてのザイルさばきがめちゃめちゃ上手な方もおられて、歳を取られていてもなかなか侮れません。

素晴らしい方々がほんとうにたくさんいて、話の尽きない時間を過ごすことが出来ました。多くの刺激をもらった一日になりました。


やどりき集落近くの「ロウバイ園」(昨日のパンフレット)の様子を探ってきたかったのですが、そう言う訳でその時間は取ることは適いませんでした。

社へ登る階段脇には柔らかいつぼみを持ったミツマタの若い木が植わっていました。

アクセスカウンター