山歩きの楽しみ・哺乳類のフィールドサイン観察 … 自然観察・WanderVogel2015/01/20

フィールドサイン観察ガイド
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昨日の畑からの帰り道に書店に寄って、頼んでおいた本を受け取ってきました。

出版は自然観察系のガイドブックやコンパクトな図鑑で定評のある文一総合出版です。フィールドサインのガイドは各社からたくさん出ているのですが、「哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド」というこの本が見やすくて観察の的を得ていて、僕にはちょうど良さそう。
サイズがちょっと大きいので、山で持ち歩くには大きめのサイドバックが必要ですが、この時期の山歩きではぜひ持ち歩きたいガイドですな。


木々の葉が落ちたこの時期の山は、砂地も泥の地面も朝方に凍り付くので、日中や夜中に歩いた動物の足跡がお昼くらいまではしっかり残されている、という好条件が期待出来ます。
また、前日に降った雪が陽の当たらない斜面にそのまま残ってくれていれば、その上にも歩いた足跡がしっかりと残されることになりますので観察し易いのです。

またこの時期には足跡などのフィールドサインだけでなく、ねぐらの跡やヌタ場、昼寝の痕跡、樹木の皮剥の跡、地面に散らばる様々な食跡など、動物の生活痕も観察しやすい季節と言えますね。

丹沢山塊だけに限らず、日本各地の森林限界以下に広がる広葉樹林帯・針葉樹林帯の自然観察は面白い!

写真左下は、昨日のダイコン畑の周囲にたくさん散らばっていた野ウサギ(ニホンノウサギ)の糞。
ほぼ真球に近い球体で、糞の中には(植物の)繊維質も残っていて、ガイドに記載されている内容と寸分違わない 観察しがいのある? 糞でした。

ムササビの食痕:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/12/31/
シカの寝床:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/01/01/

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