シロダモの冬芽(葉芽)と青々とした葉っぱ … 自然観察・WanderVogel2015/01/21

シロダモの冬芽
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一昨日、畑に出る時に見つけたシロダモの冬芽。

先端の先の尖った冬芽が葉芽です。下の方の葉っぱの付け根に小さな丸いツブツブの花芽が付いています。

同じクスノキ科のクスノキ、ニッケイ、ヤブニッケイ、シロダモの4種類は良く似た葉っぱをしています。
特に葉っぱの形(全縁)や3行脈の葉脈、葉の付き方(互生)などはみんな似ています。

シロダモ、ニッケイ、ヤブニッケイの3つの見分けはなかなかやっかいですが、コツを掴めば見分けるのはそう難しくはありません。

シロダモは枝先に集中して葉っぱが付くのが特徴のひとつなのと、葉っぱの裏が白くて良く目立ちます。芽吹いた新葉は薄茶色(金色?)の毛で覆われるのも解り易い特徴です。

良く知られているのは、クスノキは葉を揉むとショウノウの匂いがする。といいますが、今の子供たちはそのショウノウの匂いというのがイメージ出来ないかもしれないですね。
タンスや押入れの虫除けに、ショウノウ(樟脳)を使うことも無くなってきています。
古い農家など帰省する田舎があって、おじいちゃん・おばあちゃんの家に行くことがあれば、まだそのような匂いも残っているかもしれませんが…、都会の住宅ではなかなかその匂いを嗅ぐ機会も少なくなっているのではないでしょうか。

ニッケイは名前通りにニッケイ(肉桂、ニッキ)の香りがします。
ヤブニッケイとシロダモはと言うと、葉を揉むとシナモンの香りがすると言います。まあ、それほど強烈には匂いは立ちませんけど、なんとなく解るかな。

ウィキペディア(Wikipedia)によると、正式にシナモンと呼んでいいのはスリランカ産のものだけだそうです。知りませんでした。
ニッケイ(肉桂、ニッキ)もシナモンも、同じクスノキ科の樹木の樹皮を乾燥させて作られたものですが、種類が微妙に違うのと産地や製造方法で香りなどに違いが出てくるのだそうです。


つぶやき:
今日はめちゃめちゃ寒かったぁ。2件の打合せがあったのですが、午前中の1件が国分寺でしたので、やはり小雪がチラついていました。
もう1件は午後から川崎での打合せでしたが、そのころには雪から雨に変わっていて、冷たい雨が一層寒く感じました。
雪国の雪は、まあそういうもんだという思いがあるためなのかそれほど寒くは感じないのですが、関東地方での小雪はことのほか寒く感じます。

今夜は「ダイコンを減らそう!」第2弾で、牛スジ+豚軟骨+鳥手羽+ダイコンを、ブイヨンで一緒に煮込む「洋風おでん」のような大根スープを作ってみました。

牛スジと豚軟骨を白ワインで煮て、大量の玉ねぎを加え下ごしらえをした後、黒胡椒、ショウガ、長ネギ、ローズマリーなどのハーブ系の臭み消しをぶち込み、ふろふき大根並の大きさに切ったダイコンとともに、丁寧にアクを取りながら、余った白ワインを飲みつつひたすら煮ていきます。
寒い夜にはピッタリのあったかスープが出来上がります。

が、しかし悲しいかな、寸胴鍋いっぱいのスープを仕込んでも、ダイコンはあまり減らずに、玄関の面積の半分を占めています。
(なんだか、去年とまったく同じ光景が広がっています。)

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