今年もまた、美しい渓魚との出合いに期待して … FF・WanderVogel2015/02/05

釣り年券2015
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今年はちゃんとシーズン前に年券を入手することが出来ました。
この年券は酒匂川漁協組合が発行するもので、もちろん酒匂川に注ぎ込む本支流河川での釣りでしか通用しません。

酒匂川水系の範囲はざっくりと言うと、丹沢湖に注ぐ全ての河川、鍋割山を源流とする河川がその範囲となり、ほぼ西丹沢山塊(甲相国境尾根、丹沢主稜)の南側全域一帯の広大な面積がその流域範囲に含まれます。

酒匂川に注ぐ主な河川は、東側から四十八瀬川(みくるべ)、中津川(やどりき)、狩川、皆瀬川、河内川(丹沢湖下流)、玄倉川、中川、世附川、といったところで、そのうち後半の3つの川が丹沢湖に注ぐ川になります。(というか、その3つの川の合流地点の集落を呑み込んで丹沢湖が作られた、と言うべきでしょうね。)


ヤビツ峠を越えた札掛にも中津川(札掛)という河川がありますが、その中津川は宮ヶ瀬湖に注ぐ相模川水系の河川ですので、同じ名前ですが全く別の川です。
当然、漁協も違うので、そちらで釣りをする場合にはまた別の釣り券が必要になります。
また、四十八瀬川(みくるべ)のすぐ東側を流れる水無川(秦野戸川)も同じ丹沢なので同じ水系に見えますが、水無川は金目川水系になりますので、また別になります。


僕が毎年入る川は、酒匂川水系の中でも一番ひと気の少ない辺鄙な(行きにくいということ)川である世附川のさらに奥の県境に近い、源流域の小さな沢が主なフィールドです。

世附川がひと気のない原因は(玄倉川同様に)、丹沢湖バックウォーター付近で一般車の通行を禁止しているため、アプローチが非常に悪いということにあります。
ということは、その分だけ入渓する人も少なくなってくる、というわけです。

同じく丹沢湖に注ぐ中川の場合は、中間に中川温泉というよく知られた温泉があるので、川の源流部近くまで川沿いに車道がしっかりと通っていて、釣り人にはアプローチのしやすい川となっていますが、その分釣り人も多いのではないかと思います。
上流域には自然教室などの県のビジターセンターもあって登山者も多い。
また、河原沿いには民間のオートキャンプ場などがいくつもあって、上流域に行っても山の渓流という趣きは残念ながら感じられない。

ただし、中川も支流に足を踏み入れると渓相を一変させ、大滝が多く、ゴルジュ帯もあり取り付きが難しい分だけ大きなサイズの渓魚が残っている可能性は高い。
実際、昨秋(釣りのシーズンが終わってから)中川の西沢にある“しもんたな沢”に沢歩きに出かけたのだが、ザイルが必要なほどのタイトな小滝の流れの中で良型のイワナが定位しているのを見ている。
しかしここは完全に沢登りで出かける沢だろうな。その時は上から降りて来たのでたどり着けたが、沢通しで遡行するには1人では危険すぎて安易に行く気にはなれないな。


さてさて、今年は何回行けるだろうか? はたして、年券の元が取れるのだろうか?

昨秋の西丹沢FF:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/09/16/

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