新潟出張の楽しみのひとつ「へぎそば」の魅力 … 食べ物・WanderVogel2015/02/08

塩沢の田畑屋さんのへぎそば
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一昨日の新潟での話し。
新潟・南魚沼への出張で、楽しみは何といっても「へぎそば」です。

へぎそばの名店は、塩沢・六日町、十日町市、土市、小千谷など魚沼一帯に点在していますが、その分布の共通点は実は伝統織物である麻織物にあります。

そういうと「何で?」思われるかもしれませんが、へぎそば(つなぎにふのりを使ったお蕎麦)の美味しい土地は越後縮、小千谷縮、越後上布などと呼ばれる、カラムシの草で織られた(平織りの)麻織物の生産が盛んであった土地とピタリと重なっています。

魚沼地域の麻織物(縮布)の歴史は古く、奈良・平安時代から脈々と続いている(奈良の正倉院にも献上品が納められているとか)と言われるほどですので、千数百年の歴史があるんですね。

へぎそばの独特のツルツルしたのどごしは、縮布を織る際に使う「布海苔(ふのり)」によるものです。
もうひとつ独特なのは、写真でも解るように「手振り」とよばれる盛りつけ方です。取り易いように一口ずつ分けられて盛りつけられています。
これにより蕎麦同士がからまらず、切れること無くすんなり取り分けることが出来ます。

一昨日は塩沢にある17号沿いのへぎそば処「田畑屋」さんでお昼をいただきました。
南魚沼周辺でへぎそばを食べるならここが一番よろしい。

実はへぎそばの他にも南魚沼(塩沢・六日町・大崎周辺)には美味しいお蕎麦があって、八海山のふもと八海山神社近くにも、清水集落近くにも、いろいろあるんですが、その話題はまた今度にしましょう。

へぎそばとカラムシ:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/05/07/

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