世附川沿いで見つけたダンコウバイの可愛い花 … 自然観察・WanderVogel2015/03/17

世附川のダンコウバイ
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先日の世附川源流域でのフライフィッシィングで見つけたダンコウバイの可愛い花。何本かが群生を作って咲いていました。

クスノキ科クロモジ属の落葉小木で、クロモジ、アブラチャンと並べて「クロモジ属 春の花・三兄弟」なんて呼ぶ人もいます。

山では雑木扱いを受けるほどあたりまえに生えていますが、山の木々の中では真っ先に花開くので、この時期は特に存在感を増し目立っています。
葉の出る前に枝いっぱいに咲く小さく可愛らしい黄色い花の姿が楚々として美しい。

雌雄異株の木なので、同じような黄色い花を付けていても「雄花」と「雌花」があるのですが、違いがビミョーすぎて僕にはちょっと見分けが付きません。
このダンコウバイ、樹高が4~5mはあるのですが、河原の斜面から立上がっているため、ちょうど花の咲いている位置が目の高さに来ていて、撮影にはちょうど良かった。


上流域で釣りをしていた時には、雪がわさわさ降っていましたが、集落近くにまで下ってくると天気も回復し薄日が射してきて、黄色い「散形花序」が輝いて見えました。
ダンコウバイは、丹沢山系では西でも東でも割と目につく木なので、ミツマタの開花と並んでこの時期はダンコウバイの開花報告があちこちから入ってきます。

花の咲く枝の先端には赤褐色の芽鱗を被った大きな冬芽(葉芽)が目立っています。

ダンコウバイは漢字では「檀香梅」と書き、檀香とはビャクダンの漢名で、材に香りがある(クスノキ科は全体的にそうなのだが…)ということですが、花粉症の僕にはこの時期には確かめようもありません。

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