トサミズキに良く似たヒュウガミズキの花 … 自然観察・WanderVogel2015/03/20

散歩の途中のヒュウガミズキ
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金沢八景駅までの道すがらの植え込みで、また黄色い春の花を発見しました。

先日blogにupした三渓園のトサミズキ(土佐水木)と花の姿かたちも花びらの色も良く似ていますが、雄しべの色が黄色です。

トサミズキの雄しべはひと目で目立つ朱色っぽい色をしていましたので、この花とは明らかに違いがあります。

なんだろう?
帰ってきて調べてみると、ヒュウガミズキ(イヨミズキ)という木の花でした。
似ているのは当然で、トサミズキもヒュウガミズキもどちらもマンサク科トサミズキ属ですので、同じ兄弟ということになりますね。やはり、葉に先立って花が先に開きます。

雄しべの色の違いのほか、一房の花の数もヒュウガミズキの方が少ない(解説本には、トサミズキの花は8個以上、ヒュウガミズキの花は3個とあった)のと、全体的に丸っこく小さめなところが違う点だそうです。
雄しべの色が地味なだけに、花全体の淡黄色がよけいに楚々として清らかな色合いに感じられます。

もちろん公園樹として植え込みに植栽されているものでしょうが、ここで見つけたヒュウガミズキは、こんなに背が低かったっけ?というくらい、80cmくらいの低木で、ブッシュのように根元から枝分かれしたたくさんの枝(幹?)がイバラのように生えていました。
目線よりもずいぶんと低い位置にたくさん散らばって咲く黄色い花のこんもりとした姿はなかなか奇妙なものでした。


別名「イヨミズキ(伊予水木)」とも言われるそうで、「伊予」と聞くと田舎を思い出し、親近感が出てきます。
なぜ「伊予水木」と呼ばれるのか調べてみましたが、明確な答えは探せませんでした。

でもやっぱりここでも、黄色は春の色なんですね。

トサミズキの花:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/03/08/

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