やどりき沢で見つけた苔で作られたメジロの巣 … 自然観察・WanderVogel2015/03/25

フサザクラとメジロの巣
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22日ののblogでは、きれいに咲くフサザクラの写真をUPしましたが、そこで見つけたのは何とも美しい「メジロの巣」でした。

やどりき水源林に流れる寄沢(やどりきさわ)沿いには、たくさんのフサザクラが植わっています。(まあここだけに限ったことでなく、丹沢の沢沿いを歩くとホントにたくさんのフサザクラに出会えます。)

そのフサザクラの木の地上5mくらいのところに、きれいな緑色をしたみずみずしい苔で作られたメジロの巣がありました。

メジロは身近な材料で巣作りをしますので、もちろん苔も使うでのでしょうが、これはまるで苔玉のようにきれいな苔で覆われています。
ヒナを育てる内側は草が敷かれているのでしょうが、高いところに作られているので中を見ることは出来ませんでした。

メジロは春先に樹の上の方の枝の間に巣を作って卵を産みヒナを育てます。
そのヒナが巣立ってしまうと、せっかく一生懸命作ったその巣はもう使われることはありません。
1年(実質半年?)で空き家になってしまうのです。

もったいないと思うのは人間の都合でしょうけど、こう見てみるとまだまだ使えそうな立派な巣です。
保温効果・断熱効果の高い「苔」を外壁に使っているところなどは、人間の世界で言えば「高断熱住宅」に住んでいるようなものですから、メジロのヒナもさぞ心地良かったでしょうね。


秋には葉を全て落としてしまうフサザクラの木の高枝に作られたメジロの巣、強い風雨にさらされている割にはきれいに残っていますね。

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