ひっそりと咲くジロボウエンゴサク・丹沢大山 … 山歩き・WanderVogel2015/04/06

大山のジロボウエンゴサク
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昨日の大山・阿夫利神社の花見の山行での1枚:ジロボウエンゴサク

大山頂上から下社へと下る途中に二重滝があります。その滝近くの岩陰にひっそりとジロボウエンゴサクが一株咲いていました。
全草に有毒成分を含む毒草なのだそうです。
毒草といえば、歩いている途中に登山道のあちこちでヤマトリカブトの若い葉っぱをたくさん見かけました。

ジロボウエンゴサクは漢字では「次郎坊延胡索」と書くのだそうですが、延胡索=エンゴサクという読み方は、中国名(漢方薬名)の「延胡索」という漢字を単純に日本語読みしたもののようです。
変わった名ですから、一度聴くと忘れない名前ですね。
なんでも、スミレのことを太郎坊、ジロボウエンゴサクのことを次郎坊と呼んでいた、ということのようですが、詳しくは、「wikipedia」で調べてみてください。
そう言う理由で付いた名前なのだそうです。

キケマンの仲間だそうですが、確かに花の形などは良く似ています。
見過ごしてしまいそうなほど小さな株でしたが、周りにあまり他の花が見当たらなかったことが幸いしてパッと目につきました。
なんだか得をした気分でした。


大山で見かけた樹木・植物たち:
花が咲いたり、新葉が出たりして目立っていたもので、メモ出来たもの
モミ、カヤ、イヌガヤ、アカガシ、ミズナラ、ブナ、ケヤキ、キブシ、リョウブ、ヤマボウシ、カマツカ、イヌシデ、クマシデ、サワシバ、ヤブツバキ、シラキ、イロハモミジ、イタヤカエデ、シキミ、アブラチャン、ダンコウバイ、クロモジ、ウツギ、ミツバツツジ、ニシキウツギ、ヤマハンノキ、ハンノキ、ミツマタ、オオバヤシャブシ、ヤシャブシ、ヤマザクラ、マメザクラ、ノイバラ、ヒサカキ、アセビ、ミヤマシキミ、ウグイスカグラ、スイカズラ、スズタケといった木本類

ヨゴレネコノメ、タチツボスミレ、ヤマトリカブト、ナツトウダイ、ノアザミのロゼット葉、ミミガタテンナンショウ、ジロボウエンゴサク、シャガ、キランソウ、ヒメオドリコソウ、立ち枯れたウバユリ、クワガタソウ?といった草本類

動物はニホンジカが1頭、人を恐れずに図々しく下草を食んでいた。
幸いヤマビル(山蛭)の姿は見ずにすみました。

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