山上の畑脇で見つけたミツバアケビの花 … 自然観察・WanderVogel2015/04/13

ミツバアケビの花
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今日は朝から本降りになり基礎工事が中止・延期(あたりまえだな)となり、一日中デスクワークとなった。

バイクを走らせるのが昨日で良かった。このところ雨続きなので、昨日の晴れ間は貴重な一日だった。

先日行った山上の畑の脇に、ミツバアケビが花を付けていたので写真を撮っておいた。
ミツバアケビはよく知られたアケビ科の落葉樹で、雌雄同株のツル性植物です。名前の通り、葉っぱが1回三出複葉なのが特徴です。
アケビは小葉が5枚の掌状複葉です。
(アケビとミツバアケビの自然交配雑種の、ゴヨウアケビというのもあるのでちょっとややこしいが、小葉の形状が違うので馴れれば区別は難しくはない。)

ミツバアケビの花は4月・5月が開花の季節で、新葉の基部から総状花序を出して咲くのですが、じつは花びらに見えている3枚のものはガク(萼)の変化したもので、花弁自体はない。
濃い紫色の花(萼片)の中央に太い4本~5本の雄しべが見えます。
(ちなみに、アケビの花(萼片)は、白~クリーム色をしています。)
その先端に伸びている棒のようになってしまっている部分には、雌花がいくつか付いていたはずなのですが、鳥にでもついばまれてしまったのかみんな無くなってしまっています。

ミツバアケビもアケビ(五葉)も山歩きや沢歩きでよく見かける植物なので、そう珍しくはない。なので逆に、いままで花自体をじっくりと見る機会が少なかった。
特にこの時期のミツバアケビは柔らかい先端部を「木の芽」とよんで、山菜採りでは欠かせないもののひとつになっているので、どうしても目がそちらにばかり行ってしまう。

また、アケビのツル(蔓)は丈夫なので、カゴ細工や渓流釣りで使う魚籠(ビク)などに加工されることでもよく知られています。

と、雨が降り続く今夜のblogは、ミツバアケビの話しでお茶を濁しておこう、っと。

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