陽の当たる町の公園で見つけたグミの花 … 自然観察・WanderVogel2015/04/21

公園のグミ
- -
春の嵐が去って、住宅の基礎検査の帰り道、ふと立ち寄った町の公園で見つけたグミの花。
グミ(グミ科グミ属):初夏に美味しい紅い実のなる あのグミです。(鳥も大好物です)

グミにはナツグミ(夏茱萸)やトウグミ(唐茱萸)を始め多くの品種・変種があるようですが、僕には瞬時に見分けが付きません、
ものの本には、「グミは花にも葉裏にも褐色の点々があります。葉の表に鱗状毛があればナツグミで、星状毛があればトウグミ。」とあるがなかなか区別は難しそうです。

グミを漢字で書くと「茱萸」という難しい字を書きます。「グミ」という言葉自体は大和言葉だそうですので、漢字は当て字か?

「茱萸」はシュユとも読みます。「山」を付けると「山茱萸・サンシュユ」となります。
確かにサンシュユ(ミズキ科ミズキ属)の実もグミの実と同じ形をしています。グミと同様に実は食べられると言います。
ただ、花の形は全然違っていますね。
これだけ花の形が違うのに、実を付けると同じ形状だというのは ほんと不思議です。


グミの花の花弁のように見えるのは実は萼(がく)で、筒状(萼筒)をしています。花弁はありません。
先が4裂していてまるで花びらのように見えます。中心に黄色い雄しべが4本出ていますが、それが本来の「花」の部分です。

実のなる時期には、周辺の子供たちのおやつ代わりになるのだろうか?
それとももう今ではそういった 自然の実をつまみ食いするというような遊び・習慣は廃れてしまっているのだろうか?
気になるところです。

サンシュユの花:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/03/09/

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/04/21/7616684/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

アクセスカウンター