新潟県魚沼丘陵で満開のウワミズザクラ … 自然観察・WanderVogel: WanderVogel nagao's blog

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仕事で新潟県に出張してきました。
（一晩泊まる予定でしたが、頑張って日帰りしました。）
電車での移動は面倒なので、車での往復（600km程度）になりました。

ルート的には関越自動車道を塩沢で降りて、魚沼丘陵を越えて行くことになるのですが、その県道沿いで見かけた満開のウワミズザクラ。

沢沿いに付けられた道路なので、植生は関東の水源林で見られるものと似通ってはいますが、時期的にはひと月からふた月遅れという感じです。
この時期でも、陽の当たらない沢沿いにはまだ残雪が残っています。

この写真を見ても、ウワミズザクラの他にオニグルミやホウノキなどが目に入ります。後ろの方に満開のフジの花も見えます。
枝から立上がっているブラシのような形の花は総状花序といって、小さな白い花が房状に集まって咲いています。
道を走っていると、カーブを廻るたびにこういう情景が次々に現れてくるので、なかなか楽しめます。


新潟では、この花を蕾の段階で摘み取り、それを塩漬けにしたものを食用にする、と聞いたことがあります。
杏仁香（アンニンゴ）と呼ばれ、瓶詰めでも売られているそうですが、気にしていないからか僕はまだお目にかかったことはない。
来週また出張予定があるので、気をつけて探してみよう。
旅館などに泊まった時に、酒の肴として供されるというので、たぶん今までに一度は口にしたことはあるのだろうなぁ。

世の中にはよほど意識して気をつけていないと、知らぬ間に見過ごしてしまう面白いことがたくさんあるのだろうなぁ。
せっかく近くで遭遇していても、見ようとしなければ目に入ってこないことの何と多いことか。
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