苗場の山中で見つけたエビヅルの蕾み … 自然観察・WanderVogel2015/06/19

エビヅルの蕾み
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5月から6月にかけて、頻繁に往復していた新潟・妻有地域への出張。写真はその帰り道の山中(苗場)で見つけたエビヅル(海老蔓)の蕾みです。

古くから日本の山中に自生するブドウ科の植物にはエビヅルやヤマブドウ、ノブドウ、サンカクヅルなど数種類ありますが、これは低山では割りとポピュラーに見られるエビヅルです。

といっても、日本の野山に生える葡萄類はむかしは全部ひっくるめてエビヅルとかエビカズラの名前で一緒くたに呼ばれていたようです。
このうち、ノブドウだけは属が違うので、実は食べられません。
エビヅルは紅葉がとてもキレイなので、秋には人気の落葉ツル性の木本です。

このような蕾みの姿は僕は始めて目にしました。
エビヅルもヤマブドウも雌雄異株だといいますが、これは雌花の蕾みなのでしょうか? 雄花の蕾みなのでしょうか?

ブドウの葉っぱはどれも変異が大きくて、良く観察しないとダマされることがありますが、葉の裏の全面にクモ毛(綿をクモの巣状に薄く伸ばしたような毛のこと)が生えていて白っぽく見えるのがエビヅルの特徴のひとつです。
ツルの出方で見分けるとも言いますが、この3種をその場で瞬時に見分けるのは僕にはなかなか難しいです。

ノブドウの実:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/10/05/

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