クマシデの葉で作った揺籃・オトシブミ … 自然観察・WanderVogel2015/08/15

クマシデの葉の揺籃
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先日行った西丹沢でのスナップ写真・第4弾
(僕にとっては)ちょっと珍しいと思える1枚です。

クマシデの葉を使って(種類は正確には解らないが)オトシブミかチョッキリの一種が作ったであろう揺籃(ようらん)です。
たぶんオトシブミだと思うが、細長いクマシデの葉を1枚まるまる使って作られているので,ふだん見かけるオトシブミの揺籃よりもだいぶ大型のものです。

面白いのはクマシデの葉を巻いていくうちに、一緒に付いていた果穂まで巻込んでしまっているところが愉快です。
よく見ると、笑っちゃうくらいに丁寧に丁寧に巻込んで作られています。

葉を丸めて揺籃を作り始めてしばらくして、果穂の存在にハッとして「はぎゃ?」と思ったのでしょうが、切り飛ばすこと無く律儀に巻込んで作ってしまった、、、という感じなのだろうなぁ。
はたと気づいたオトシブミの顔を想像してみると大変愉快です!


オトシブミはクマシデの大木の上の方で作業しているので,残念ながら成虫そのものを確認することは出来ませんでしたが、まさしくオトシブミの几帳面さがしっかり表れている「一品」ですよ(^_^)

チョッキリのしわざ:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/09/01/

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