寄沢(やどりき)スナップ:カンアオイの花 … 山歩き・WanderVogel2015/10/21

丹沢のカンアオイ
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やどりき沢のスナップをもう1枚:地味な花、カンアオイの花。

カンアオイは珍しい咲き方をする花ですが、丹沢ではわりと良くお目にかかる花ではあります。
ただ、葉に隠れて地面スレスレの花を付けるので、注意しないとなかなかその存在に気が付かない花です。
葉っぱに特徴がありますので、一度その葉の姿を覚えておくと、登山道脇の目に付き易いところに群生しているのを見つけるのは難しくはありません。

カンアオイの仲間には何種類かあり、箱根辺りでよく見られるオトメアオイ(箱根の乙女峠で自生しているのが発見されたので命名されたカンアオイの仲間)などとの差異は微妙で、僕にはなかなか区別が難しい。
葉の模様で見分けるようなことも聞くが、それだけでは断定出来ないとも言われる。

ここでは、カンアオイの仲間、ということにしておこう。(ウマノスズクサ科の植物で、ウマノスズクサ自身も変わった形状をした花を咲かせます。)
名前の由来は、葉が葵の葉に似て、冬になっても枯れないことから「寒葵」となったと言われています。

花は、花びらに見えるのは3枚の萼片が変化したもの基部は筒状になっています。
カンアオイの葉は、ギフチョウの幼虫の食草として知られています。

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