講習会の合間に身近な自然観察 … 自然観察・WanderVogel2015/11/03

モッコクの紅い実
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先日の日曜日、七沢にある神奈川県の自然環境保全センターで講習会があり、参加してきました。

家からだと、京急、相鉄、小田急と電車を乗り継ぎ、愛甲石田からバスに乗ってやっと着く、という感じで神奈川県にありながら、なかなかに遠い。
クルマで行こうかどうしようか真剣に迷うロケーションにあります。

駅前の植え込みにモッコクが紅い実を付けていました。
モッコクは葉っぱを見ると解るように、ツバキの仲間です。

前にblogで「江戸五木」のことを書きましたが、五木とは、モッコク、アカマツ、イトヒバ(サワラの変種)、カヤ(イチイ科)、イヌマキの5種の樹木で、特にモッコクは「モッコクがなければ庭にあらず」と言われるほど、庭木では定番、無くてはならない木なのだそうです。
そうは言っても、何の剪定もしていない駅前に植えられたモッコクは、野放図に枝を広げ葉が茂り、あまりきれいな姿ではなかった。

この時期、まっ赤に熟したたくさんの実が目立つようになります。
樹木の果実には、いっせいに色付き熟すものと、順番に長い期間かけて熟すものとがあって、モッコクは一気に熟して一度にたくさんの実をつけるタイプです。

建築用材としてはまったく聞かない樹木ですが、ネットで調べてみると、沖縄などでは重要な建築材として知られていて、首里城正殿の建築材としても使われているそうです。

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