東丹沢・大山の麓の山神様と鎮守の社 … 山岳信仰・WanderVogel2016/04/12

七曲がり峠の山神の石祠
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先週末は東丹沢の山麓・里山(伊勢原市/日向・厚木市/飯山)をまとめて歩いた二日間でした。

大山(阿夫利神社)のふところ近くということもあってか、いたるところに石地蔵や龍神様、山神様の石祠が祀られていました。
日向山山頂にも石の祠があり、そこには弁天様が祀られていました。

麓にある日向神社(白鬚明神)は、日本に渡来してきた高句麗の王族、若光(福徳)を祀っている。と縁起にはしるされています。
合わせて熊野権現も勧請して祀っているので、ご神体は二体ということになります。
(もとは茅葺き屋根だった拝殿は、平成25年に現在のトタン屋根に改修?されてしまっています。)

里山を背後に抱えた村の佇まい、村に祀られている産土神(うぶすながみ)、山神や馬頭観音を祀った祠、それらをまとめていたと言われる鎮守社・日向神社(白鬚明神)、山道や峠道を巡って周辺山麓を歩いていると、里山の懐かしさや春の草花の美しさもさることながら、日本の農山村の持っている素朴な信仰心に触れた思いがしました。

山の神(田の神)や自然を神として敬い信仰する心が、農山村の日常の生活と密に関係し合っていたんだなぁ、とあらためて感じ入った春の山歩きでした。
すごく良かったでしたよ。

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