昨日に引き続き 畑仕事と自然観察を少し … 古道を歩く・WanderVogel2016/05/03

イボタノキの白い花
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昨日、のんびりと作業したのがいけなかったのか、結局昨日一日では作業は終らず、今日も午前中だけ畑に出て農作業をしてきました。

昨日植えたゴーヤとツルありインゲンに頑丈な支柱を立てて、ネットを張ります。
九州で大雨をもたらせている雨雲は、明日の朝には関東地方にもやって来るようで、強風も吹くということなので、シシトウやピーマン、トウガラシなどの苗にも支柱を立てて軽く縛っておきます。

といったことをパッパと午前中に終らせて、一旦自宅に戻ってきましたが、何とも中途半端な時間になってしまったので、近くの自然公園?古道を散策してきました。

朝比奈の切通し入口の(県道23号を挟んで)向かい側に「朝比奈北市民の森」という小さな尾根道があります。
この尾根道は鎌倉時代に作られた古道跡のひとつで、「朝比奈北市民の森」から「横浜自然観察の森」「釜利谷市民の森」「能見堂緑地」へと延々とつながっています。


六浦・大道から朝比奈方面へと歩き、鎌倉時代に掘られたという磨崖仏(跡?)「鼻欠地蔵」の脇の山道を登っていきます。
この山道は鼻欠地蔵を巻くように登っていて、尾根を越して釜利谷へ出て、能見堂へと通じる鎌倉時代からの幹線道路(間道)だった道です。

鼻欠地蔵前の道(県道23号)の方は、鎌倉と金沢(六浦)を結ぶ大切な街道で、この地蔵の大船側わずか2メートルの所が、相模の国と武蔵の国との国界(くにざかい)だったようです。
県道23号を鼻欠地蔵からさらに大船方面へ進むと、まもなく左手に鎌倉七口のひとつ、朝比奈の切通し入口が見えてきます。


この「朝比奈北市民の森」と名付けられた古道は、これといって眺望が良いわけでもなく、広々とした丘が広がっているというわけでもなく、尾根に掘られたいくつかの掘割り状の切通しを歩くだけの古ぼけた尾根道なのですが、その風情がまた人知れずひっそりとしていて、昔の間道を忍ぶ散策にはうってつけです。


今日見ることができた花々は、写真のイボタノキやマルバウツギ、コゴメウツギなど白くて小さな花が多かった。
また、足元に咲く珍しいカンアオイの花にも出会うことができました。

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