旧矢箆原家住宅の囲炉裏の火 … 三渓園・Volunteer2016/08/14

囲炉裏の火
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昨日の三渓園ボランティア活動での1枚

旧矢箆原家住宅では、ほぼ1年中朝から夕方まで囲炉裏に火を入れています。移築されてからずっとです。

火を焚いて煙を出して屋根裏を燻さないと茅に虫が付き、その虫を目当てにネズミが棲み付き、茅が痛む原因になります。
柱・梁といった木材を燻して、防虫性・耐久性を上げるという意味合いもあります。

マキは園内で切り倒された樹木を乾燥させて使いますが、多いのは桜や梅など広葉樹が主体で、たまにマツも混じります。
高温注意報が連日出ている横浜ですが、板戸や障子を開け放してあげれば海からの風が吹き抜け、案外過ごしやすいのです。
これも、厚く葺かれた茅葺き屋根の茅が直射日光の熱をブロックして、室内に通さないおかげです。

そのかわりに冬はツラかっただろうと思いますけど。

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