風にサラサラ揺れるマルバアオダモの種子… 自然観察・WanderVogel2016/09/17

マルバアオダモの種子
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先日行って来た、丹沢のやどりき水源林内の寄沢の河原で見かけたマルバアオダモの木

モクセイ科トネリコ属、落葉する雌雄異株の木です。ということはこれは雌の木ということになります。
葉は秋になるときれいに黄葉します。

この時期、枝先にはたくさんの種子(翼果)が垂れ下がっています。
薄いピンク色をした翼がサラサラと風に揺れて沢の対岸からでもよく目立ちます。

種子を覆うように長く伸びた薄い翼が、沢の風を受けて遠くに飛ぶ羽根の役割をするのでしょうね。
あるいは、沢に落ちても翼が浮力を持って、水の流れに乗って下流までうまく流れていくのでしょう。

マルバアオダモ、名前にマルバ(丸葉)と付いていても葉っぱ自体が丸いということではなく、鋸歯のあるアオダモの葉と比べてこちらは鋸歯がほとんど無くて、ほぼ全縁に近いのでそう呼ばれるそうです。

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