公園の植込みに植えられていた見たことのないマツ … 自然観察・WanderVogel2016/09/28

タギョウショウ
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昨日、運動公園の植込みでたまたま見かけた、今まで見たことの無い樹形をした「マツ」です。
高さはせいぜい2mほどです。

葉(二葉)や芽を見るとマツだということは解るのですが、こんな妙な樹形は見たことありませんでした。
写真に撮り、家に戻って調べてみるとどうもタギョウショウという園芸品種のマツのようです。
自然界には存在しないマツ、ということでした。
漢字で書くと「多行松」と書くのだそうですが、確かに根元から分かれた多数の幹が列をなして立上がっている様子はそんな感じがします。

アカマツをベースに作られた品種ということで、関東でも公園樹としてあちこちに植えられているようです。
人工的に(接ぎ木)作られたものですから、仮に種子が出来て発芽したとしても、それはそのまま普通のアカマツに戻ってしまうのだそうです。

なんとも面白い、「松」らしくないマツでした。

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