熟して弾けたアブラチャンの種子 … 自然観察・WanderVogel2016/10/12

アブラチャンの弾けた実
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熟して弾けたアブラチャン(雌雄異株)の種子

不規則に割れた薄い果皮が周りに付いています。まもなくこの状態でポロリと地面に落ちます。
木の下にはそんな種子がいくつも転がっていますが、果皮が剥けても意外に大きな種子なのでかなり存在感があります。

鳥が食べて種を運ぶというような大きさではないので、種子散布の仕方としては文字通り「ポトリ」と落ちて、落ちた後は小動物がうまいこと運んでいくのだろうか。


種子を絞って行灯に使う油を取っていたというくらいですから、種子もなんだか脂性でテカテカした印象があります。

木全体に油の成分があるようで、果皮も枝も良く燃えると言われています。また、netなどで調べてみると、雨に日でもアブラチャンの枝であれば火が着く、とも書かれていました。
名前の通り、よほど油分が多いんだなぁ。

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