ダルバートの付け合わせで毎日食べてたイラクサ … 自然観察・WanderVogel2016/12/28

ネパールのイラクサ
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ネパールトレッキング中に、毎日のように食べていた(食べさせられていた?)イラクサの葉。

11月末から12月の始めの標高3,000mから上の村では、青い野菜が少ないからなのか、ダルバートの付け合わせ(サーグと言います)で定番だったのがこのイラクサのお浸しでした。

日本でも(特に東北地方では)イラクサ(ミヤマイラクサ・深山刺草)は春の山菜として食べられていますが、ネパールではきっと一年中食べられているのではないかと思います。
味は山野草独特の風味と言うかクセがあって、いっしょに歩いたネパール人のガイドなどは「あまり好きではない」と言っていましたので万民受けと言うわけではないですね。僕はわりと好きな味でしたが、、、

畑の脇やあぜ道などに無造作に群生していますので、歩いているとあちらこちらで良く目に付きます。
大きさは日本のものよりもだいぶ背が高く、立派なサイズものが多いです。
牛やヤギは食べないのでしょうね。新芽の部分だけがきれいに摘み取られているのを見ますと、人の手で刈り取られているのがわかります。

写真で見ても分るように、トゲトゲ具合がハンパ無く、日本のイラクサよりもかなり危険な植物、という感じがしますねぇ。
日本のイラクサ同様に、棘の先にはヒスタミンなどの成分を含んだ液が付いていますので、うっかり触って棘に刺されるといつまでも痛みが消えません。

でも、そんな(牛やヤギも食べない)危険な植物を人間は何とか工夫して食べてしまうのですから、人間ってやっぱりすごいです!

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