沢沿いで見つけたミツマタの開きかけの花・西丹沢 … Fly fishing・WanderVogel2017/03/02

20170301ミツマタ
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西丹沢の沢で見つけた、やっと開きかけたミツマタの花。

昨日の夕方から神奈川県内では冷たい雨が降り続いていて、昨日のそこそこの暖かさから一変して今日はまた冷え込んできています。
すでに3月に入り、この時期に使う言葉ではないのでしょうが、「三寒四温」まさしくそんな季節の変わり目を実感します。

戻ってきて撮った写真やムービーを整理していたら、そういえばミツマタの花を見つけたなぁと思い出し、昨日感じた むなしいような悲しいような いや~な気持ちが、ほんの少しだけ明るい気持ちに戻ったよ。

ミツマタ(三叉、三椏)は、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。
ジンチョウゲ(沈丁花)と同じように、花には花弁(花びら)がなく、黄色い花びらのように見えているのは萼片(がくへん)にあたります。
以前も書きましたが、ミツマタやジンチョウゲの原産地はヒマラヤの高地です。
・ネパール山中で見かけた和紙の原料になるジンチョウゲ:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2016/12/11/


昔はこの辺りの丹沢の集落ではミツマタ栽培(和紙の原料)が盛んで、今ではそんな面影はあまりありませんが、その名残りなのだろうか?、歩いていると不思議と目に付きます。
一般の人は立ち入らないような山中の斜面などで大群落が見られたりして、驚かされることがあります。

丹沢でのミツマタの満開は、だいたい3月下旬から4月初旬です。
昨日行った西丹沢の世附川バックウォーターと大又沢の間にある、ミツバ岳(大出山)や(世附)権現山などはその時期、開花したミツマタの群落を見ようと山歩きの人たちで賑わいます。

満開になると、あたりにはミツマタの花の甘~い香りが漂います。

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