里山の春・日向山のクロモジの花 … 森林インストラクター・Volunteer2017/04/17

クロモジの花
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日向山で見かけたクロモジの花。

ダンコウバイ、アブラチャンなどクスノキ科の早春に咲く黄色い花の中で、最後を飾るクロモジの開花が始まりました。
柔らかな淡いグリーンの葉の下に、特徴のある花(集合花)を咲かせていました。
薄い黄色の可愛らしい花の姿ももちろん良いのですが、やはり何と言っても新葉の柔らかな緑色がこの時期の一番のみどころでしょう。

日向山の尾根道から周囲を見渡すと、様々な木々の新葉がまるでパッチワークのような美しい色の競演を見せてくれます。
里山の水辺近くに広がる春の草花の絨毯も良いものですが、高い木々の春の芽吹きもこれもまた美しいものがあります。
昨日は特に、コナラの新葉の展開が眩しいほどに美しかった。
枝先に付くシルバーの産毛に包まれた新葉が、陽の光を反射してとてもきれい。遠くからでも一目でコナラ!と解るほどに輝いて見えました。

巨木のタブノキも、弾ける寸前にまで大きく膨らんだ枝先の新芽が、今まさにいっせいに開こうとしています。
里山は春本番の美しさでした。

森林探訪本番は来週日曜日(4/23)に行なわれます。
晴れてくれることを願います。

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