夏らしくなりました・シモツケの花 … 三渓園・Volunteer2017/06/03

シモツケの花
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三渓園でのボランティア活動、三渓園外苑・海岸門近くに植えられているシモツケの花も満開をむかえています。

この花が咲くと「いよいよ夏到来だなぁ」、という感じがします。
シモツケ、漢字で書く(和名)と「下野」と書きます。
日本原産ですので、割りとどこでも見られるのですが、最初にしもつけ(下野:今の栃木県)で確認されたことからこの名が付いたと言います。


三渓園に植えられているのは白い花を咲かせる種ですが、低山の山頂付近で良く見かけるのは薄いピンク色の花のシモツケの方です。
花の色が違ってもどちらも同じ樹木で、バラ科のシモツケ属の落葉低木になります。
白いシモツケは遠くから見ると淡雪のような純白の集合花が、密集してこんもりとした葉の上にポツリポツリと浮いているように見えます。
その姿はかなり印象深く、面白いものがあります。

別名「キソモツケ:木下野」と言うようですが、これはシモツケに良く似た花で「シモツケソウ:下野草」というのがあるからでしょうか?
シモツケソウは「草」と付くくらいですから、同じバラ科でも草本になります。これもシモツケ同様で同じような環境で見かけます。
背の高さにいたってはシモツケソウの方が背が高いので、いっそうややこしい。
(背の低い方が木本で、背の高い方が草本ということになる)

netで調べてみると、白花は福島県の会津で発見されたため「アイヅシモツケ」と呼ばれる、と書かれています。
また、園芸品種が多いのもシモツケの特徴なのだそうで、園芸屋さんでは様々な種類のシモツケが売られているようです。
同じバラ科シモツケ属にコデマリやユキヤナギなどがありますが、花の形状や咲き揃う雰囲気など、確かに良く似ています。


今日は旧矢箆原家住宅前の梅の木から、大きめの梅酒用の青梅を枝からもいでもらってきたので、今夜この青梅を使って、毎年恒例の梅酒を仕込みました。
梅酒は毎年仕込むのですが、毎年毎年 梅のエキスが熟成して飲み頃になるまで待つことが出来ず、いつも早めに口を開けてしまうので、今回は(半年くらいは・・・)我慢してみせます!

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