今年も見ることが出来たフクラスズメの終齢幼虫 … 自然観察・WanderVogel2017/06/06

カラムシの葉を食べるフクラスズメの幼虫
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家の近くに「横浜自然観察の森」という横浜市で一番大きな自然公園があります。

車で10分程度で行けることもあって、横浜市内の小学校の自然観察会ではインストラクターとして参加する機会がけっこうあります。
特にこの時期はホタルが羽化し飛び回るので、小学校の校外学習の機会も増えます。
下見で森林内を歩くことが多いのですが、アゲハチョウも羽化するこの時期にはミカン科の樹木の葉上にアゲハチョウの幼虫を見ることがあります。
横浜自然観察の森でミカン科の樹木と言うと、カラスザンショウやコクサギなどが多く見られます。
そして、林内ではクロアゲハが飛び回っているのを目にします。


経路や山道の足元にはカラムシやヤブマオ、アカソ、コアカソなどのイラクサ科の植物がたくさん茂っています。
そういったイラクサ科の葉っぱを食草にしているチョウの仲間に、アカタテハやフクラスズメなどがいます。
写真は先日撮影したフクラスズメの終齢幼虫の姿です。
見てる間にも、猛烈な勢いで繊維質の多いカラムシの葉を食べていきます。すごい食欲です。

成虫になると茶色い地味な蛾なのですが、幼虫の姿はやけにハデないでたちで目を引きます。
棒で触るなどいたずらを仕掛けると、頭を持ち上げゴンゴンと頭突きをしながら威嚇してきます。

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