ミズキの葉に産卵した卵を守るお母さんカメムシ … 自然観察・Volunteer2017/06/15

エサキモンキツノカメムシ
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家の近くにある「横浜自然観察の森」で、ミズキの葉に産卵したお母さんカメムシを見つけました。

背中の真ん中にハート型の斑紋があるツノカメムシの仲間、エサキモンキツノカメムシのようです。
ミズキの葉裏に産んだ卵を身体を張って守っています。
一般的に昆虫類は「卵や子どもの世話をしない」とされているようですが、調べてみると、このエサキモンキツノカメムシはメスが卵の世話をする習性のある珍しいカメムシの一種だそうで、けっこう有名人のカメムシのようです。

同じカメムシの中では、卵を産んだら産みっ放しで、あとは放ったらかしにしている種類のほうが多いと言います。
その中で、このエサキモンキツノカメムシなどいくつかの種だけがこうして卵を守る習性があるようです。面白いものです。
いったいその違いはどこから来ているのでしょうか? 何に由来するのでしょうか?
考えてみるとまったく不思議なもんです。

ちなみに、このツノカメムシのエサは、ミズキ、ハゼノキ、カラスザンショウなどの汁だそうで、それならここは至極快適で天国のような環境だと言えます。


この自然観察の森は年間を通して小学校の野外授業で利用されることが多いのですが、利用規則として森林内のいかなるもの採取禁止(落ちているものも含めて)になっています。
そこには、インストラクターの指導の元で1枚2枚葉っぱを採ることも、鈴なりに成っている小さな果実ひとつ採取することも、絶対にしてはいけない、という異常とも思える厳格なルールがあるようです。

もちろん原則としては正しいと思いますし、ルールは守らなければいけないと思いますが、子供たちにちょっとした自然の恵み(甘い実)の味見をさせることも、葉っぱをちぎった時の葉の臭いを嗅がせることも、花を一輪採って分解してみて花の仕組みを解説することなども、一切出来ないというのは何だかちょっといびつなルールだと言わざるを得ませんねぇ。まぁ、個人的な意見ですけど、、、

ヤマグワの実やヒメコウゾの実の自然な甘味、綿毛を持った種子が風に舞う様子、小さな液果の中に入っている変わった形の種子など、その季節のその場所で採取し、実際に目の前で体験させてみないと理解出来ないもの、興味がわかないもの、自然の不思議さを発見出来ないものはたくさんあります。
特に子供向けの自然観察会ではそういった大切なことってたくさんあるのですよ。

極端な話、カメムシの臭いだって一度は嗅いでみることも自然を理解する上では必要なことなのですよ。
センターに書かれている「自然の森を五感を使って体験しよう」などというお題目が、何だかひどく中途半端なものに思えてきてしまいます。

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