畑脇のフウセントウワタ(風船唐綿)の花と実 … 自然観察・WanderVogel2017/07/05

フウセントウワタの花と実
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昨日、畑の脇にフウセントウワタ(風船唐綿)の花が咲いているのを見つけた。
変わった形状の花が下向きにぶら下がるように咲いている。

まだ蕾みの状態のものから、今まさに開花状態の花、すでにトゲトゲの特徴的な実に成っているものまで様々なステージを見ることが出来た。

フウセントウワタは南米原産の植物なので、誰かが観賞用にここに植えた草花なのだろうが、花の形にしても、実の形にしてもまったく日本離れしたみょうちくりんな植物です。

以前はガガイモ科とされていたフウセントウワタですが,今の分類(APG Ⅲ)ではキョウチクトウ科に分類されています。
そう思ってあらためて見てみると、葉っぱの形や付き方がキョウチクトウにそっくりだ。キョウチクトウと同じように樹液には毒性があり、注意が必要だ。

まぁ、自由に動く回ることの出来ない「植物」は、何かしらの毒性持っているのが「普通」だとも言えるので、極度に神経質になることも無いのだが、知識としてはしっかり持っていた方がよいだろう。


秋になるとトゲトゲの実がパカッと裂けて、中から綿毛を持った実がモサッという感じで飛び出てくる。
こういう不思議な実の形になったのには何か特別な理由があるのだろうけど、自然というのはまったく面白いものだなぁ。

毎年同じ場所に群生して生えているところを見ると、種子が真下に落ちていい具合に毎年循環をしているということなのかな?
図鑑などには一年草と書かれているが、本来は低木・多年草であるという書き方もされているので、ここに植えられているものはそういった種類の低木なのだろうか?

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