鉢植えでも実が成るもんだなぁ・レモンの木 … 自然観察・WanderVogel2017/08/01

レモンの実
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キンカンの木は地植えしているのだが、レモンはへたに地植えすると大木になりそうな感じがして、買ってから3年ほど経つが未だに鉢植えのままにしてある。

今まで、花は咲いても満足に実をつけることは無く、どうしたものかと思っていたのだが、今年は始めて1つは大丈夫そうな気がしている。
今年も花だけはたくさん咲いたのだが、実に成ったのはこのひとつだけだった。
調べてみると、レモンの花とははもともとそういうものらしい。いちおう花は付けるが、実をつける段階であらかた落ちてしまうのだそうだ。
何とかこのひとつだけはこのまま育っていって欲しいと祈るばかりだ。

7月初めのBlogにも書いたが、キンカンの実の方はあれから順調に育ってきていて、数もいつもの年よりも断然多く、期待をしている。
ミカン科に付きもののアゲハチョウの幼虫も、今年は1齢の段階で見つけてはそのつど駆除をしていたので、葉っぱを食べられることもなく健康的な姿でいてくれている。
花も心を和ませてくれて良いのだが、実の成る木もそれはそれで楽しいものだ。

バックに写っているのは、これも鉢植えの斑入りヤブランだ。
毎年秋口にきれいな花を付けてくれるのだが、定期的に剪定をしてあげないとすぐにボサボサ髪のようなだらしのない姿になってしまう。
暑さ寒さや、陽当たりの善し悪しなどにあまり関係なくグングン育つ丈夫な下草(多年草)で、地植えなどにしてしまうとあっという間にグランドカバー化してしまいそうだ。

今日 8/1、金沢八景周辺には夕方から大雨・雷・洪水注意報が出されるほどのゲリラ豪雨が降り、山沿いでは一時 土砂災害警報まで出された。
このところ毎日暑い日が続いていたので、激しい雨で一気に気温が下がってだいぶ過ごしやすくなった。僕にとってはうれしい雨だった。

激しい雨粒に打たれてひとつしかないレモンの実が落ちるのではないかと心配したが、幸いそのようなこともなく、とりあえずレモンもキンカンも無事で良かった。
庭木にも畑の夏野菜にとっても恵みの雨になっただろう。

庭の片隅に植わっているミョウガも収穫時を迎えていて … 自然観察・WanderVogel2017/08/02

夏ミョウガ
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庭の片隅(駐車場の脇なんだけど)にミョウガを植えている。
というか、昔から植わっているので、僕にしてみると何だか勝手に生えている、といった感じがある。

これといって特に何の手入れもしていないのだが、毎年この時期にたくさんのミョウガが出来る。
ミョウガは地下茎で広がっていくので、思わぬところから葉が出てくることがある。いわゆるミョウガの芽(蕾み?)も、あちらこちらにぴょこぴょこと顔を出す。
なので、よく探して収穫していかないと見つけた時にすでに花が咲いていた、なんてことになったりもする。

夏ミョウガというやつなのだろうが、これを食べると「夏だなぁ」、とあらためて思う。

一緒に植わっているミツバもミョウガ同様に繁殖力の強い植物だ。種子でも増えるが、それ以上に株でも増える。
今、ここではミョウガとミツバの陣取り合戦のせめぎ合いが行なわれているのだ。

相も変わらず、夏野菜の収穫がつづく … 畑の収穫・WanderVogel2017/08/03

今日の畑の収穫
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相も変わらず、畑での今日の収穫物です。

日暮れ前、暗くなりかけでしたが畑に出て収穫してきました。ヤブ蚊に刺されまくりました。
またしても3日に1回の収穫ペースを守れず、また5日間も空いてしまった。
大きく育ち過ぎたゴーヤのうち2つは黄色くなってすでに破裂していました。
5日前まではまだまだ小さくて、そんな兆候もまったく無かったのだが、ゴーヤの育つスピードは恐ろしく速い。

ゴーヤとオクラは種類の違う苗を2種植えているので、それがかたちの違いとなって如実に現れている。
異様に細長く育ったゴーヤもオクラもそれぞれに美味しい。

今日の収穫物は、ゴーヤ(2種、9本)、オクラ(2種、20本)、シシトウと万願寺とうがらし(たくさん)、キュウリ(6本)、青カボチャ(2種、3個)、トウガラシ(少々)。
前回収穫をしなかった青カボチャも今日は持って帰って来ました。

美味しそうなミニトマトはまたしても地主の奥さんにいただいたものです。
食べきれないから、ミニトマトをもっとたくさん採っていって!と言われたのですが、ヤブ蚊の攻撃に負けて早々に引き上げてきました。
帰って来てザルにあけてみると、けっこう数がありました。
またしても今日はラッキーでした。

姪の山歩きデビュー・霧の丹沢大山へ … 山歩き・WanderVogel2017/08/04

山歩きデビュー
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姪の仕事の休みに合わせて、二人で丹沢大山を登ってきた。

姪にとっては山歩きデビューとなります。
大山は別名「雨降山・あふりやま」とも呼ばれ、古来より「雨乞いの霊山」というだけあって、今日も山は濃い霧に包まれていた。
今日は一日、太陽が顔を出すことはなかったが、そのぶん濃密になった山の生気を味わえることが出来たのではないかな。

秦野駅から神奈中バスに乗って「ヤビツ峠」に到着したのが9時10分。
雨粒は落ちて来てはいなかったが、大山は霧の中という感じで、空気全体がしっとりと濡れていてマイナスイオンがいっぱいという感じだ。
平日ということと、この天気が幸い?して、いつもは賑わうこのコースも今日はあまり人影も無く、静かな山歩きを楽しむことが出来た。

足元にショートスパッツを着け、ヒルの避忌剤「ヒル下がりのジョニー」をたっぷり目にスプレーする。
初めての山歩き、初めて履く登山靴、初めて背負うザック、という初めてづくしで心配する中、姪の山登りデビューはスタートした。

心配するよりも実際にやってみると、歩き方も足の運びも、ペース配分も全く心配すること無く、予定した時間よりも早い11時10分にはあっさりと大山頂上(阿夫利神社上社)に到着した。
頂上はもちろん霧の中だが、外で昼食を取ることが出来る程度の霧雨なので、下山も心配いらないだろう。
雷ノ峰尾根を下り、見晴し台を経由して阿夫利神社下社に13:10に到着した。これもなかなか良いペースだった。
下山に関しても危なげなく歩き通すことが出来て、全く問題はなかった。

下社から下への道は、石の階段が延々に続く修験者の道なので、濡れていては何より危険度を増す。
まぁ、簡単に言えば、疲れていたのでケーブルカーですんなり下った、ということです。

雨の大山もそれはそれでなかなか情緒があって良かったのではないかと、慰めたが、次回は景色を楽しめるようなところに(天候をみながら)行きましょう!

今が見頃のハスの花・早朝観蓮会 … 三渓園・Volunteer2017/08/05

観蓮会
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昨日山歩きに出かけたこともあって、仕事をしなければいけなかったのだが、以前より約束してあった三渓園ボランティアに出かけてきた。

蓮を観るにはやはり早朝のほうが良い。
三渓園外苑の蓮池では、明日の日曜日まで「早朝観蓮会」という催しが行なわれている。
早朝6時から蓮池のある外苑が開放されるので、今日も多くのアマチュアカメラマンで賑わっていた。

陽が昇りはじめ、じりじりと夏の太陽が照りつけ出すと、こころなしか蓮の花も葉もみずみずしさが失われていくように感じる。
特に今日は海からの風があまり吹かず、やたらと蒸し暑い一日だった。
内苑に建てられている「臨春閣」も「聴秋閣」も陽炎が立っているかのようだった。

大池の中に立てられている杭の上に立って、エサの小魚を狙うサギの姿だけが何とも涼しそうだったよ。

蜜が滴り落ちるフウセントウワタの花 … 自然観察・WanderVogel2017/08/06

フウセントウワタの花
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今日は、午前中にとりあえず溜まっていたことを終らせて、お昼過ぎから畑に出て草刈りをしてきた。

とてつもない暑さの中、肌を露出させないように完全武装で、ゴムびきのエプロンと防護面を付け、草刈り機のエンジン全開でひたすら草を刈る。
持って行った1リットルの水はすぐに汗へと変わってしまう。
およそ2時間かけてヘトヘトになりながらも、どうにかこうにか草刈りを終らせた。

今年はけっこう頻繁に収穫に来ているつもりなのだが、それでも硬くなり過ぎて食べられないオクラや黄色くなって破裂しているゴーヤなどがいくつも出るとは、どんだけ成長が早いんだろう??
ミニトマトも同様に、収穫するよりも熟して下に落ちる数の方が多いのではないか? 落ちたトマトはすぐに鳥や虫たちのエサになっている。


周辺で見かけた花たち:クサギの花、フウセントウワタの花と実、オミナエシの黄色い花、ホタルブクロの花、ウバユリの実、季節はずれのヤブヘビイチゴの黄色い花

(写真の)下向きに咲くフウセントウワタの花の先端(淡い紫色の副花冠)から、滴り落ちるほどの「蜜」が出ていたのにはびっくりだった。
指ですくって舐めてみると、かなり甘い蜜の味がした。

子供向けなのだが、楽しい本を見つけた … 自然観察・WanderVogel2017/08/07

本:ざんねんないきもの事典
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案内メールで送られてきた本の宣伝文句に乗せられて、ついついAmazonでポチッとしてしまった本。

子供向けの体裁なのだが、小学校の自然観察の引率や森林探訪の小話のネタにはちょうど良いかもしれない、なんて思って購入してみたもの。
1ページ見開きにひとつの話題、で構成されていて、一つ一つの内容が短いというのもかえって解りやすいのかもしれない。

一生出会うことは無いであろう動物や昆虫の話題も多いが、身近にいる動物・野鳥・昆虫などの場合、この本に刺激されて、さらに掘り下げて調べてみるきっかけにもなる。
面白い話の取っ掛かりを見つける・知るという意味では役立ちそうだ。
子供に飽きさせずに読ませる工夫がされているので、なかなか良く出来ていると思う。

学術的にはそうとも言えないのでは、という微妙な言い回しもあるのかもしれないが、それはそれ、そう言う見方もある、という程度でも問題はない。
「へぇ~、そうなんだ!」と、笑える話題がいくつかあれば、読む価値はあるのだと思う。

一通り読み終わったら、姪にも読ませてあげよう!

大山登山で見つけたタマゴタケの幼菌 … 自然観察・WanderVogel2017/08/08

タマゴタケの幼菌
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先日、大山登山で見つけたタマゴタケの幼菌。
今まさに土を押しのけて地上に出て来ようとしているところだった。

周りに散らばっているヒノキボックリや松葉などと比べると、その大きさがだいたい想像つくと思うが、かなり小さい。
大きさ的にはすごく小さいのだが、白い殻(ツボ)の部分と中のハデな紅色が圧倒的な存在感を示していて、「ここにいるよ!」と強くアピールをしているようだった。
周囲にたくさん出ていれば、採って帰ってきても良かったのだが、2つほどしか確認出来なかったので、写真を撮るだけにした。

ハデな色合いから、毒キノコのようにも見えるが、食用になるおいしい夏キノコとして知られている。
テングタケ科のキノコなので、このまま伸びて笠が開くと毒キノコとして有名なベニテングタケに似ていなくもないのだが、良く良く見ると違いは解る。
タマゴタケは、丹沢の山中ではわりとポピュラーに見られるキノコなのだ。

ちなみに、キノコの名前は濁らないので「タマゴタケ」といい、「ダケ」ではない。
逆に竹は「マダケ」「ナリヒラダケ」のように「ダケ」と濁る。ただ、「ダケ」と名付けられていても、「メダケ」や「ヤダケ」は竹ではなく笹だし、「オカメザサ」は笹という名が付いていても竹なので、違う意味でややこしいのだが、、


この「タマゴタケ」に良く似たキノコに「タマゴタケモドキ」と「タマゴテングタケ」という2種類のキノコがある。
大きな違いは傘の色で、紅色ではなく黄色だということ。どちらも猛毒のキノコです。
ややこしいのは、「タマゴタケ」の黄色バージョンの「キタマゴタケ」というのがあって、こちらは食用になるということなので、そうなると、食用か毒かの見分けはかなり微妙だ。

キノコに関しては、自分自身でそうそうハッキリと識別出来るものしか採取しない、と決めておかないと危険だ。
また、いくら食用キノコだと信じていたとしても、自分で食べて当たるのは自業自得だが、家族・他人に食べさせるにはやはり無理がある。

大山で見かけたテンナンショウの仲間 … 自然観察・WanderVogel2017/08/10

テンナンショウの仲間
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大山登山でたくさん見ることが出来るテンナンショウの仲間

日本の低山ではわりとどこでもよく見られるテンナンショウ(天南星)ですが、特徴がはっきりしているものもある一方で、同定するのが意外に難しいものもある。
これも、葉っぱの形状からミミガタテンナンショウ(大山にはわりと多い)かな?と想像しますが、確証はない。
この場所だけでも、マムシグサ、ミミガタテンナンショウ、ヒトツバテンナンショウなど、そうかな?と思われるテンナンショウの仲間が何種類か一度に見ることが出来た。

有毒植物だからシカも食べないのだろう。丹沢の山中でもたくさん見ることが出来る。

トウモロコシのような形状の実はまだ未熟で青々としているが、もう少しすると真っ赤に色付き、より目立つ存在となる。

今日、収穫した夏野菜でカレーづくり … 畑の収穫・WanderVogel2017/08/11

畑の収穫でカレーづくり
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金沢八景は昨日から霧雨が降り続いています。

気温は上がらず過ごしやすいですが、なんだか梅雨時のようで気分も盛り上がりません。
というわけで、今日は「山の日」で祝日なのですが、山には出掛けずに山上の畑に出掛けてきました。

関東地方はどこも小雨模様なのですが、みなさんすでに今日からお盆休みに入ったのでしょうね、高速道路下り線は朝から30km以上もの大渋滞のようです。
羽田空港も成田空港も国内線、国際線どこも満員御礼です。民族大移動です。

僕はひとり静かに、山上の畑で畑仕事(収穫)です。
この時期、畑仕事と言っても草刈りくらいしかやることは無いのですが、今日は雨降りなので草刈りも出来ません。
8月の中旬以降には、ダイコンや秋蒔きのパクチーを植えたいと思っていますので、その準備だけでも事前にどこかで時間を取ってやっておきたいよなぁ。

きょうは霧雨の中、相変わらずの3日に1回のペースでの収穫になるのですが、(採れる種類も限られていますので)まぁ、こんな感じでした。
去年大豊作だった「万願寺とうがらし」と「ピーマン」は今年はまったくの不作で、「シシトウ」と「オクラ」「ゴーヤ」は変わらずたいへん調子良く収穫出来ています。

オクラは普通のオクラと「島オクラ」という沖縄のオクラの2種類を今年は植えたのですが、この「島オクラ」はまた一段と成長が早く、しかも長さが30cmにもなる長大なしろものです。成っている姿を見てもちょっとびっくりするくらいインパクトがあります。
30cmの長さになっても、別に硬くなったり筋張ったりすることも無く、ちゃんと普通の「オクラ」として食べられますので、優秀と言えば優秀な品種です。
島オクラ、普通のオクラのようにあまり角ばってはいなくて断面が丸いオクラです。


僕にとってはこれらはすべて、カレーの材料になります。
今日はこれで、また畑の夏野菜カレーを寸胴いっぱい作って、一部冷凍して保存食にしておきます。


6月初めに作った梅酒は、まだ2ヶ月ちょっとしか経っていませんが、なかなかフルーティーで美味しそうなので、炭酸で割って飲み始めました。
毎年2ビンほど作る梅酒なのですが、いつも3ヶ月待たずに飲み始めてしまうのが僕の辛抱の足りないところだなぁ、と毎年同じように反省しています。
でも、これはこれで美味しいんだよなぁ!

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