雨山でもいろいろなキノコを見る … 自然観察・WanderVogel2017/09/11

ホウキタケの仲間
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昨日は丹沢・雨山の麓を登り降りしながら見かけた「ホウキタケの仲間」

ホウキタケの仲間は、図鑑などにはいろいろな種類が紹介されていますが、どうも食用のものと有毒のものが入り交じっているようで、少し聞きかじったくらいではその判別は難しい。

食用とされているもののなかでさえも、はっきりと安全性が確認されているというわけではないようです。
地方のキノコ直売所などで同種のものを見かけることがあっても、人によっては激しい中毒を起こすことがあるので、あえて食べるべきではない、と書かれている本もあるくらいです。

キノコを観察する際に、解説書などに書かれていることを読むと、姿かたちや大きさ、色、テクスチャー、時期だけでなく、そのキノコが何処に生えていたのか、どこから出ているか、が判別の大きなポイントになるようです。
土の上から直接出ているのか、落ち葉の上から出ているのか、林の中であればどんな林なのか?、針葉樹林なのか、広葉樹の林であれば、周りに生えている樹種は何なのか?、倒木や立ち枯れの木から出ているのであれば、その樹木の種類がとても重要だったりします。


さて、写真のホウキタケの仲間ですが、針葉樹・広葉樹の混じった林の続く稜線上の少し湿った斜面上の岩の間から出ていました。
その下に落ち葉や倒木などなどがあるようには見えなかった。

自然観察が主目的だったので、キノコといえども簡単に引っこ抜いて調べてみるというわけにもいかず、どこから出ているのかは確認が出来ませんでした。
帰って来てからいろいろ調べてみるのですが、「ホウキタケの仲間」だけでもたくさんの種類があって、簡単に同定は出来ないな。

キノコって、ほんと難しい。が、ほんと楽しい!

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