山野でよく見かけるシダの一種・カニクサ … 自然観察・WanderVogel2017/09/15

カニクサ
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カニクサ(蟹草)、里山を歩いているとよく見かける草なのだが、実はシダの一種なのだ。

他のシダと違う珍しい点は、カニクサが「ツル性」というところだ。なので、1枚の「葉」がやたらと長い!
長さが2m以上になるなんてことはザラだ。基本的には無限に延びるようだ。
陽当たりの良い斜面に、他のツル性植物に混じって樹木に巻き付いたりしている姿で見つけることが多い。

地下にある根茎から直接葉を出してどこまでも伸びていくので、根茎部分からツルをたどっていき先端に達するまでが「1枚の葉」ということになる。
他の樹木に絡み付いている「ツル」あるいは「茎」のように見えている部分は、厳密にいえば「葉軸」ということになる。

写真では少し見難いのだが、左側中央に写っている小さな葉も、中央から右側にかけて延びている長い葉の部分も同じツル・葉軸から出ている。
つまり、形状のまったく異なる葉っぱ?がひとつの葉の中に混在している、ということになる。

大きな長い葉?の方は栄養葉で、光合成を行ない栄養を作り出す部分、小さな葉?の方は胞子葉で胞子を作る機能に特化した部分という構成になっている。

栄養葉と胞子葉を持つこと自体はシダ植物の特徴のひとつであるので珍しくはないが、別の茎になるのではなく、同じ葉が変化して一部が胞子葉になるという点が変わっている点だ。

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