山の自然素材を使って作るアート(ハナダイコン) … Nature Art・Workshop2021/09/27

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「タネ・種子」に注目して作った標本風のサンプル作品:ハナダイコン
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

ハナダイコン(花大根、Orychophragmus violaceus):アブラナ科オオアラセイトウ属(ショカツサイ属)
別名オオアラセイトウ・ショカッサイ

果実は、長さ8〜10cmの細長い長角果で4稜があって開出斜上する。熟すと裂開して種子を蒔き散らす。
種子は写真にあるように、黒褐色~淡褐色で長さ2〜3mmの長方形をしている。表面には網目状の凹凸がある。

中国原産で、日本には江戸時代~明治始めに渡来したとされる。花がダイコンの花に似ていることからこの名前になったと言われる。
中国ではこの植物を食用として栽培しているようで、「諸葛菜」(しょかっさい)という別名の由来は、三国志で有名な中国三国時代の諸葛孔明(しょかつこうめい)が戦で出陣する際にその先々でこの植物の種子をまき、兵士の食糧となるよう栽培した,という故事からきている。

同じくハナダイコンと呼ばれるものにセイヨウハナダイコン(Hesperis matronalis)という植物があって、写真の学名はそれと間違えて当初作ってしまったもの。(写真は修正前のもの)セイヨウハナダイコンはハナスズシロ属で、ハナダイコンとは属が違い別種のものになる。

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