山の自然素材を使って作るアート(ヒメウズ) … Nature Art・Workshop2021/10/17

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「タネ・種子」に注目して作った標本風のサンプル作品:ヒメウズ(姫烏頭)
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

ヒメウズ(姫烏頭、Semiaquilegia adoxoides):キンポウゲ科ヒメウズ属(オダマキ属と表記されることもある)の多年草。
関東地方以西の日本各地に生育する。丹沢でも林道の林縁部や畑脇などで普通に見られる。
春早く(3~5月頃)に白い小さな花を咲かせるが、花は下向きに咲くため、気を付けていなければ見過ごしてしまいそうだ。
キンポウゲ科特有の形状を持つ果実(袋果)は3~5個に分かれ、結実すると上を向いて種子散布の準備に入る。果実が熟するとそれぞれの果実は左右に割れて、種子が顔を出す。

和名の「姫烏頭」は、烏頭(トリカブト)に似て小柄であることによる。
全草毒草であるが、中国では葉や根を乾燥させて漢方として解熱や利尿に用いるという。

作品づくりにあたっては、茎も細く、果実も小さいため、何本かをまとめて群生として表現してみた。
果実の中に花が混じっているのがちょっとしたアクセントになっている。

和紙を細く切って何カ所も留めているのだが、出来上がってみるとそれほど気にならない仕上りになっている。

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