昨年行ったネパール山行のまとめ … Nepal Trekking・WanderVogel2017/09/08

霜の降りた高原の草
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昨年の11月末から12月初めにかけて行った「ネパール・トレッキング」のまとめにやっと手を付けることが出来、とりあえず日記風にまとめ「goo blog」にUPしました。

山行中にメモを取っていましたから原稿自体は揃っていたのですが、無精な性格なのでなかなかそれをまとめることが出来ず、今に至るまで延び延びになっていました。
次の海外山行までにはまとめておかないといけない、という焦りもあって半ば強引に作業を進めましたので、誤字脱字があるのは勘弁してもらって、興味があれば見てみてください。

nagao's blog WanderVogel : http://blog.goo.ne.jp/hd2s-ngo

久しぶりに新宿へ行って感じたこと … 海外の山歩き・WanderVogel2017/08/17

新宿南口
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久しぶりに新宿へ行って来た。
それというのも、先方の発信するメールの書類添付がうまくいかず?(今どきそんなことあるんかいな??と思ったのだが)、結局、直接手渡しでもらうほうが確実ということになり、急遽 新宿まで出向いて行ったというわけだ。

ついでに、紀伊国屋書店を覗き、新宿西口周辺を散策し、西口のキリンシティーでビールをサクッと飲んで早々に横浜・金沢八景に戻ってきた。
久しぶりに行った新宿南口から西口界隈は、相変わらず人が多くてたいへん疲れる街だった。
僕はやはりどうしてもこの猥雑な環境に馴染むことができない。
街の臭いも今日はなんだかすごく気になってしまい、歩いていてもいろんな臭いが鼻に付いて、昔はそんなに思わなかったのになぁ、といぶかしく感じた。

僕の今住んでいる金沢八景という田舎町は、新宿や渋谷などごちゃごちゃした世界とは対極にあるような「村」だ。
新宿西口の街なかで感じた変な臭いが漂っている場所もないし、都会の便利さとも無縁の町だ。
ただただ普通にゆっくりと時間が流れている田舎の村だ。さまざまな刺激が無いぶんだけ、逆にストレスを溜め込むようなギスギスした空気もない。
その意味では、精神衛生上恵まれているんだろうな。

最近どうも身体の中のアルコールを分解する機能が劣ってきているせいなのか、新宿西口で飲むビールがあまり美味しく感じられなかった。
身体の健康状態は良いので、年齢的なことが原因なのかあるいは、そろそろアルコール摂取はヤメろ!という身体からの警告なのか、と思ったりしている。
これを機会に、しばらく断酒してみようと思うのだが、まあ、最近あまり飲むこと自体少なくなってきているので、しばらく酒を絶つことなど案外簡単なことなのかもしれない。


今日もこれから(身体のアルコールがもう少し抜けたら)ジムに行ってトレーニングをしてくるのだが、今年は秋にボルネオ、冬にクーンブ・ヒマラヤ行きを決めているので、体調管理はもとよりいろいろと節制をしないと、と考えている。
規則正しい生活リズムを守って、自家製の野菜を美味しく食べて、偏食や暴飲暴食をしないように生活を送れば、65歳くらいまでヒマラヤでの山歩きは継続出来るかな?

僕の山歩きのスタイルは、国内でも海外でも基本的に単独での行動(ヒマラヤの山歩きではガイドとポーターを付けているが)なので、自分の体調や体力がそのまま旅の成功を左右することになり、そこが一番気を使うところだ。
航空券や宿の手配から、山歩きのルートの設定、一日ごとの活動予定、地滑りや落石、大雨、積雪などによる登山道の閉鎖の際のエスケープルート、停滞・延泊に伴う全体行程の調整など、出発前も実際の行動中でもやること・考えることはたくさんある。
向こうにいる間の体調管理がしっかりと出来ていないととうぜん頭も働かず、事前に練った山行計画は簡単に破綻してしまうものだ。

山や森林の仲間の中には、一緒にヒマラヤを歩こう!と賛同してくれる仲間も何人かいるのだが、みなさん最後の一歩を踏み出すことが出来ず、結局行けずじまいになっている。
僕はひとりでも全然平気なので、どんどん出掛けているが、一緒に行く仲間がいるというのも、それはそれでなかなか良いものだ。

で、今、姪を山歩きに引っぱりこんでいる。
この先、1~2年で山歩きの基本を仕込んで、3年後には一緒にヒマラヤの山歩きが出来たら、と画策している。
彼女は小さい頃から水泳競技に打込んできただけあって、今の僕よりはずいぶんと体力はあるように思う。山の知識や技術はこれからきちんと教え込んでいけば、一人前に成長するのはそれほど難しいことではない。
森のことや樹木のこと、草花のこと、動物や昆虫、岩石や水のこと、そういった自然の持つ不思議な力に興味を持ってくれれば、彼女のこれからの長い人生で、小さな宝石を手に入れることになるのではないかと、伯父さんは思っているのだよ。


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とりあえずジムでしっかりと汗を流してきた。
いつもより多くのメニューをこなし、身体の中のアルコール分をすべて絞り出してきたので、からだがすごく軽く感じる。
この先もこの生活リズムを継続していかなきゃなぁ。

恥ずかしがり屋の樹冠・熱帯雨林の神秘 … 海外の山歩き・WanderVogel2017/08/15

クラウン・シャイネス
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「クラウン・シャイネス」という言葉に出会ったのは何年前だろうか。

日本語では「深慮の樹冠」とか「譲り合う樹冠」とか「恥ずかしがり屋の樹冠」などと訳されていますが、高さ数十mにもなる高い樹木の樹冠同士が引き起こす現象を指しています。
植物はとにかくひたすら日の光を独り占めするため上へ上へと幹を伸ばし、延びた先で枝をパアっと広げて「樹冠」を作り出し、占有権を行使しようとする性質を持っています。
これは、成長し遺伝子を次へと引き継ぐため、光合成に頼る樹木が生き残るために身に付けた遺伝的な性質と言っても良いでしょう。
ですので、木々は他の樹木よりも一刻も早くより多くの日を浴びるために枝葉を広げたいと考えています。
日を遮られて光合成が出来なくなった植物に待っているのは、枯れて死を迎えることしかありません。

そんな厳しい自然の摂理の中にあって、この「クラウン・シャイネス」という現象はとても興味深い。

写真のようにここでは、上へ上へと延びた幹の先の樹冠がお互いに微妙な距離をおいて一定の隙間を形成しています。
まるで、互いが共存共栄を目指すかのように、遠慮し合って枝や葉を伸ばしているように感じます。
風で微妙に揺れる樹冠の動きに合わせて隙間は狭まったり広がったりして、互いのテリトリーを守っているようにも見えます。

こうして見ていると、熱帯雨林の森全体がひとつの生命体として成り立っているのではないか、とも思えてしまいます。

この現象はどのような森でも起こるのではなく、熱帯雨林、特にマレーシア半島やボルネオ島などに多く生えている(ラワンなどの)フタバガキ科の巨木の森に限って見られると言います。
同時期に育ったフタバガキ科の樹木が、50mほどの高さで樹冠を広げる時にこの現象を引き起こすのだそうです。


この熱帯雨林の森がこの地球上から姿を消してしまう前に、ぜひこの目で見てみたい。

First Aid Kitをあらためてチェックしてみた … 山歩き・WanderVogel2017/07/30

First Aid Kit
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日曜日の午後、今年から姪と一緒に山歩きを始めるにあたり、あらためてFirst Aid Kit の中身を見直してみた。

山に行くたびに毎回、ザックに突っ込んで持っては行くのだが、実は山ではめったに開けたことが無い。
なので、自分でも何が入っているのか忘れてしまっていたりもする。
これを使う機会など無いに越したことはないのだが、年に1〜2回は中身を見直し・チェックしてみないとやはり心配。

では、First Aid Kit には何が入っているのか?というと。
塗り薬(抗生物質、ステロイド、他)、胃薬(正露丸糖衣)、風邪薬、解熱鎮痛薬(アスピリン・ロキソニン)、虫刺され塗り薬、日焼け止め、各種大きさのバンドエイド、伸縮包帯、目薬、薬用リップクリーム、うがい薬、ナイフ、ハサミ、爪切り、ソーイングキット、小型ライト、緊急用ホイッスル、ライター/マッチ、綿棒/楊枝、マスク、貼るカイロ、ティッシュ、アルミサバイバルシート、健康保険証/山岳保険証等のコピー、小額の現金(¥2,000)、extractor(ポイズンリムーバー)、、、
などを小型のファーストエイドキットパックに収納して持ち運んでいる。

この中で、一般的にあまり馴染みが無いのは「ポイズンリムーバー」と「サバイバルシート」かな?
ポイズンリムーバーは、蜂に刺されたり、ヘビに噛まれたりした時にいち早く毒素を吸い出すための小型のポンプで、傷の大きさによって4種類のカップが付属している。
サバイバルシートというのは、道迷いや不測の事故で止むなく山中で一夜を過ごさなければならない時(ビバーク)や、怪我等による出血で体温が急激に低下した時などに使うアルミ蒸着された大型シート。全身をこれで包むことで保温性が高まり、体温の低下を防ぐことが出来る。これは1回限りの使い捨てのシートになっている。
貼るカイロというのも同様の用途で使用する。


海外の山歩きに出掛ける時は、これに加え「湿布薬」「筋肉消炎塗り薬」「胃薬の予備」「浄水添加剤」「サプリメント」「消毒用ウエットティッシュ」「ダイアモックス(高山病薬)これは現地調達」などを日数分持って行くことになる。
ネパールの山を歩く時などは、サプリメントというよりはダルバートを美味しく食べるための副食や調味料の方が「薬」以上に大切なアイテムだったりする。
もちろん、海外山歩き用の保険証のコピーなども忘れずに入れておく。

このほかにも、予備電池や予備コンパス、お助けロープ(シュリンゲ・細引き)+カラビナ、補修用絶縁テープ、予備の地図コピー、非常食など、滅多に使うことは無いのだがイザという時のために持って行くべき非常用品はけっこう多いものだ。
丹沢を歩く時には、ヤマビル用の避忌剤と塩は必需品だ。実際にこれだけはホントによく使う。
携帯電話やスマートフォンなども山では「非常用」として機能するので、常にフル充電して防水パックに入れて持ち運ぶ。

First Aid Kit のうち、薬品関係は使用期限があるので、小まめにチェックして入れ替える必要がある。
これも僕などは国内の山歩きではめったに使ったことは無いのだが、保険だと思って揃えておくようにしている。

今回見直してみて解ったのは、塗り薬はやはりすべて買い替えたほうが良さそうだ、また、足のツリに効果がある漢方薬「芍薬甘草湯」も無くなっていた。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)については、自分用というよりは、山で出会う人の中で足がつって動けない時のお助け用のアイテムで、自分は服用したことは無い。

バンドエイドも時間が経つと粘着力が落ちるので、定期的に買い替えて持って行く必要がある。
ここで盲点なのが、100均で売っている「バンドエイド?」だ。
安くて種類も豊富で一見良さそうなのだが、これは新品でも接着力がめちゃめちゃ弱いので、いざ使おうとしても使い物にならなかったりする。これは注意が必要だ。

姪もこれから山歩きを続けていくのであれば、自分用のFirst Aid Kit をきちんと考えて揃える必要があるのだよ!

姪も山装備を揃えて、いよいよ山デビューか? … 山歩き・WanderVogel2017/07/28

20170728山装備購入
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今年から姪のmiを山に連れて行くべく、昨夜横浜みなとみらいで落ち合い、とりあえずの初心者向け山歩き装備一式を買った。(もちろん僕の財布で)

みなとみらいにあるmont-bell、日本大通りにある石井スポーツ、mammutと巡り、4時間を費やし、一式揃えた。
近くのpatagoniaに行くには時間がちょっと足りなかったなぁ。

実際には、水筒やカップ、山用の腕時計、ランプ、コンパス、スパッツ、エマージェンシーキットなどまだまだ揃えなければいけないアイテムはたくさんあるのだが、それらはとりあえず僕の予備を使ってもらうとして、明日にでも日帰り山歩きが一応出来る装備だけは揃えることが出来た。
トレッキングシューズmont-bell、ザック(30L+5L) ドイター、アウタージャケット/ゴアテックス、長袖ウエア、サポーティックタイツ(トレッキングタイツ)、トレイルパンツ、山用下着(ショーツ+ブラ+Uネックシャツ)、メリノウール靴下など、最低限のアイテムを揃えただけで10万円、財布が空になりました。

今年中にmiと一緒に、国内の低山歩き2~3回、海外山歩き1回を計画している。
僕の方は買い物疲れで、中華街で遅めの夕食を食べて飲んで、miくんを送り届けて、自宅に戻ったら深夜になっていたよ。

願わくは、フライフィッシングとバイクにも興味を持ってくれれば、フライ道具一式とモトグッチ・フーリアをすぐにでも譲るのだが、、、それらはもう少し時間がかかりそうだ。
まずは、山歩きから。

かなり存在感のあるヒマラヤスギの大きな毬果 … 自然観察・WanderVogel2017/07/03

ヒマラヤスギの毬果
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立派な松ぼっくりです。ヒマラヤスギの毬果です。

名前にある通り、ヒマラヤ山脈がその原産地で、もともとは標高1,500mから3,200mの高地に生えていました。
日本の山地や公園などで見かけるものは、もとから自生していたわけではなく、明治時代以降に輸入され各地で人為的に植えられたものです。
寒さ,暑さにある程度適応力があるのでしょう、日本でも標高の低い大きな都市公園などでもその姿を見ることが出来ます。

この時期(夏期)に、枝の上に握りこぶし大の樽型の毬果がぴょこぴょこと飛び出ているのを見かけます。
雌雄同株、雌雄異花と図鑑などでは記載がありますが、実際に実物を見ていると、たくさん毬果の付いている木(個体)がある反面、まったく毬果が付いていない木(個体)も見かけるので、何となく雌雄異株なのかと思ってしまいますが、どうもそうでは無いようです。

公園などに園芸樹木として植林されているヒマラヤスギの下を歩くと、足元に散けた松ぼっくりの鱗片に混じって、たくさんの枯れた細長い松かさが落ちているのに気が付きます。
昨年秋に花粉を振り撒いて枯れて落ちた、雄花の残骸です。


写真の毬果表面に見える透明なしずくのようなものは、雨水が垂れた跡などではなく、中から染み出してきた「松ヤニ」です。
不用意に触ると手が超ベトベトになります。
服やズボンに付くと簡単には落とせませんので、後始末が大変なことになります。
ヒマラヤスギには独特の香りがあって、香料などにも利用されると言います。また、強い香りにはリラックス効果があると共に、防虫効果もあるようです。

ヒマラヤスギはスギ(杉)という名前が付けられていますが、れっきとしたマツ科ヒマラヤスギ属の「松」です。
ちなみにスギは、ヒノキ科スギ亜科に属する樹木・杉ですので、科が違うということが解ります。


30年以上前に、インドの北、ジャンム・カシミール州のシュリーナガルというインド・ムガール時代から続く避暑地を旅したことがあります。
そん時、ダル湖という一面ハスに覆われた湖に浮かぶ「ボートハウス」に何泊かしたのだが、その水上家屋の建築材料がヒマラヤスギであった、ということを何年も後になって知った。
ヒマラヤスギはマツ科であることからも耐久性や耐水性に優れ、腐りにくいという性質を持っています。
カシミール地方のヒマラヤ山岳部では普通に自生している樹木ということもあって昔からたくさん産出され、使われてきた木材です。
シュリーナガル周辺のヒンドゥ寺院、木造のイスラム建築やその造園などで多く使われていたことが記録にも残っているようです。

パキスタンとインドでは、イギリス領時代にバラックや公共施設、橋、運河や鉄道車両などに広く用いられた、という記録も残っていると言います。

タマネギのアチャール(インド版ピクルス) … 畑の収穫・WanderVogel2017/06/18

タマネギのアチャール
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先日、畑からたくさんのタマネギを収穫してきたので、保存食としてタマネギのアチャール(インド版ピクルス)を作り置きします。

インドやネパールで食べるカレーには必ずと言って良いほど付け合せで出てくるタマネギのアチャール。
カレーやダルバートには、メインのカレー(ダル、タルカリ)のほかに、サブジーあるいはサーグと呼ばれる青菜炒めとアチャール(ピクルス)が欠かせない。
アチャールは別にタマネギだけというわけではなく、その季節の野菜を使って作られるのだが、やはりタマネギが一番多いように思う。


作り方はかなり自己流にアレンジしていて、すごく簡単です。
まずはタマネギを3個ほど適当に切り、ボールに水を張って晒しておきます。
その間にスパイスの準備をします。
使うスパイスは、チリパウダー(唐辛子、食塩、クミンパウダー、オレガノ、ガーリックパウダーがグレンドされているスパイス)、カルダモン(ホール)、コリアンダー(ホール)、クミン(ホール)、鷹の爪、(クローブも入れたかったのですが、手持ちが無かったので今回はパス)
その他に、ニンニク、ショウガ、オリーブオイル、塩・コショウ、レモン1個、彩りのためのパプリカを1個

水に晒したタマネギにザルにあけて塩をふって少し揉み、水分を出しておきます。

フライパンにオリーブオイルを入れ、熱くなったところにカルダモン(ホール)、コリアンダー(ホール)をひとつまみづつ入れて香りを出します。
香りが立ってきたところにクミン(ホール)ひとつまみ、鷹の爪(1本)を入れます。クミンと鷹の爪は焦げやすいので要注意。

水気を切ったタマネギをボールに移し、ショウガ千切りとニンニクをすり下ろして入れ、パプリカをタマネギと同じように切って入れます。
その上からチリパウダーを大さじ2杯かけ回して、上記の熱したオリーブオイル+スパイスをジュっとかけます。
手で揉みほぐして、スパイスとタマネギを馴染ませていきます。(手に強烈な臭いが移るので、ビニール袋を手に嵌めて使います。)
僕はジラ(クミン)の香りが好きなので、炒めたもののほかに生のものも加えます。
最後にレモン1個を絞って完成です。

常温で一晩置き、翌日密閉容器に移して冷蔵庫へ。
食べ頃は味が馴染んできた1~2日後ぐらいからがベスト。

今日は昼過ぎから一時 金沢八景では豪雨となり、久しぶりのまとまった雨で、畑にとっては恵みの雨になったな。

ラダックやチベットで使われていたギイの壷 … 手仕事・Workshop2017/06/17

ギイの壷
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ラダックやチベットで使われていたギイの入っていた木の壷

久しぶりに棚を覗いてみると、ちょっとカビていたので、軽く拭いて風を通してあげた。

ギイ(ghee)はインドやネパール、チベットなど南西アジアの地域で良く使われる油(発酵バター)で、インドでは水牛やヤギの乳から作られ、チベット圏ではヤクなどの牛の乳で作られます。
世界各地で同じような油(バター)は使われていると言われていますが、彼の国々では三食の食事に絶対に欠かせない重要な調理材料のひとつです。
ギイが無ければ本格的なインドカレーもダルバートもチベット料理も作れない、といっても過言ではないでしょう。


チベット族の住む地域というのは、だいたいどこも標高3,000m以上の山あいの地です。
高地ですので、外を普通に歩くだけでもかなり強い紫外線を浴びることになります。
これは何も旅人(トレッカー)だけの話しではなく、現地の若い女性たちも紫外線対策(日焼け対策)にはかなり気を使っています。
特に、顔の中で一番陽の当たる部分(目の下の頬骨のあたり)が一番ひどく日焼け(紫外線焼け)を起こします。

今から30年以上前、ネパールヒマラヤ、チベット、ラダック・ザンスカール、北インドのヒマーチャル・プラデーシュなどチベット族とその末裔の住み暮らす地域を何ヶ月もかけて巡ったことがあるのだが、若いチベット族の女性たちは顔の頬骨のあたりがみな日焼けしていたのを思い出します。
(失礼ながら、ある年齢から上の女性は顔全体がたっぷりと日焼けしてしまっているので、あまり気にならなく(目立たなく)なっている。)

その症状は、「日焼け」というよりは「火傷」といったほうは正しいかもしれない。その日焼けした肌が痛いからなのか、ギイ油を(火傷対策で)顔全体に塗っているため、余計に肌がガビガビになってしまって、きれいな顔立ちをしている女の子でもそれではまったく台無しだよなぁ、と強く思ったものです。


そんな思い出深い「ギイ」の入っていた木の壷がこれです。
入手してから数年間は、どんなに大量の消臭剤を放り込もうが、強い洗剤で洗おうが、ギイの臭いと油分が抜けることはありませんでした。
それから30数年経ち、幸いギイの臭いは抜けましたが、油でテカテカと艶かしく光っていた壷の表面は油の抜けた色気の無い表情になってしまいました。

果たしてどっちが良かったのか、、、

森の中でCsárdás(Monti)を弾く少女 … art・Classical music2017/05/31

Csárdás Monti
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you tubeを聴いている。
(5/6 の Chantal Chamberland の続き)

ナンシー・ウェッブ Nancy Webbの弾くVittorio Monti の「Csárdás (Czardas)」
https://www.youtube.com/watch?v=IPYHy8k9Z34

--- Credits ---

Violin - Nancy Webb

Piano, Audio/Video/Editing - Liam Webb

Audio, Roadie, Movement Coach - Nathan Webb

Roadie, BTS Camera - Peter Webb

you tubeのクレジットを見ると、写真の可愛らしい少女(Nancy Webb)本人が弾いているようです。また、その他すべてにWebb姓がずらりと並んでいるところを見ると、ファミリーで制作しているのだろう。
正確なプロフィールはよく解らないが、静かな森の中で一人チャールダーシュを弾くジプシーっぽい少女の姿・表情は、その音色、その楽曲と相まってなんともしみじみと聴かせてくれます。
おーっ?、もしかしてこれが「森ガール」ってことなのか! と、変に納得してしまった。

僕自身これまで相当あちこち辺境ばかりを旅してきたが、残念ながら森の中で「ジプシーの少女」に出会ったことは無い。
でも、、旅先で可愛らしい少女に出会ったことがなくはないぞ。

今から35年も昔のことになるが、インドの北、ラダック・ザンスカールの都「レー」で十数日間泊ったラダック民家の宿にいた下働きの少女。
ニャンドールという名の幼さの残る少女だったな。

早朝、痩せたロバの背に水かめを2つ括り付けて、町外れの水汲み場に出かけて行き、毎朝水汲みをしていたのを思い出す。思い出は常に美化されるものだ。

ネイチャーガイド・世界の樹木 TREES … 自然観察・WanderVogel2017/05/04

世界の樹木 trees
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ヒマラヤの山に生えている樹木が載っている、ハンディタイプのガイドブックがないものかとずっと探していましたが、昨日良さそうなものを横浜有隣堂で見つけたので買って来ました。

大きさ自体は手頃(ハンディタイプ?)なのですが、352ページもあるのでけっこう厚みのある重たいガイドブックです。
今年4月1日初版の本ですので、科や属の区分け(APGⅢ分類体系)も最新版になっています。
「世界の…」とあるように、ヒマラヤ周辺に限定したものではないのですが、ネパールの植生は高地のヒマラヤ山脈からインド亜大陸の温帯・亜熱帯地方まで広範囲に広がっているので、けっこう役立ちそうです。
また、見ているだけでもとても楽しい本です。

樹木だけで500種以上が解説されていますが、特に、針葉樹だけで100種以上載っているので、見応えがあります。
昨年暮れにヒマラヤ山中を歩いた時には、netで集めた資料を樹木ガイドとして出力して持っていったのですが、net調べでもやはりヒマラヤ方面の樹木ガイド(高山植物や花は資料が多いのですが)には限界がありましたので、次回行く時にはこの本を持っていこう。


手始めに、昨年撮り溜めたヒマラヤの樹木の写真と見比べてみることにしょう。
現地でも、また、帰って来てからでも、見て来た樹木が何であるのか解らないままになっているのは何とも気持ちの悪いものです。
山の名前は何とか解るのですが、樹木や草花の場合、特徴が顕著なものは良しとしても、それ以外のこれといってあまり特徴のない樹木などは、その名前を特定するのは僕にとってはほんとに難題です。

あとから調べようと思っても、何か手がかりがないことにはなかなかやっかいなもので、結局いくつかの樹木は解らずじまいになっていました。
このゴールデンウィーク連休中、時間を掛けて読み込んでみましょう。


で、今日はそんなことよりも、これからグリーンファーム(種苗屋さん)に行って、夏野菜の苗を買ってこなくてはいけません。
明日にでも畑に植えておかなきゃなぁ、と考えています。
(週末は雨っぽいから、ちょうど良さそうです。)
なんだか少しせわしないけど、有意義なGWの過ごし方?になりそうです。


「世界の樹木 TREES」
出版社:化学同人、2017年4月1日 第1版、文:トニー・ラッセル、訳者:後藤真理子、¥2,800+TAX

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