木造住宅の床下断熱材工事 … 第三者監理の検査2008/12/01

住宅の床下断熱材工事
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木造の1階床下断熱材の施工検査です。土間コンの上に鋼製の束を立て、鋼製の大引を乗せ、下地組みをします。
その上に厚さ80mmのポリスチレンフォームと、構造用合板で造った床パネルを敷いて固定していきます。
床断熱パネル、壁の充填断熱材共に隙間があっては、製品自体のカタログ性能を確保出来ません。
(ちなみに、外壁は90mmの厚さのロックウール断熱材(24k)を入れ込みます。)

断熱施工の確認はとても大切です。
職人さんだけの工事ではどうしても「慣れ」や「うっかり」で見過ごしてしまう部分も出てきがちです。
ここでも、第三者による再確認・検査がとても重要になります。


寒くなってくると行きたくなるのが温泉でしょう!2008/12/03

道後温泉本館・坊ちゃんの湯
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写真は僕の田舎の温泉です。今年は用事があったので、久しぶりに田舎に帰ってきました。
東京もこのところグッと冷え込んできています。寒くなると恋しくなるのが「温泉」でしょう。
ひとくちに温泉と言ってもいろいろあります。
山の中の鄙びた露天風呂も良い、海を一望する海岸沿いの展望風呂も良いものですが、昔ながらの古い歴史ある木造の温泉館もまた良いものです。

ここの温泉は、1階は公衆浴場のような広々とした温泉、2階は団子も食べられゆっくり休憩出来る広間、3階は個室風呂を備えた落ち着いた温泉と休憩室、という具合に各階に趣きの違う部屋・温泉があります。もちろん階を上がるごとに値段も上がりますが…。

この施設が出来たのは百十年前、ずっと変わらずにこの姿です。町の誇りです。
泉質も肌に優しくとっても好い温泉です。

ここは伊予・松山の道後温泉です。坊ちゃんの湯です。

「温泉魂」 = http://www.asahi-net.or.jp/~hd2s-ngo/spa/index-spa.html


やっと直った屋根:4年越しの手作り工事 … セルフビルド・山荘の修理2008/12/12

セルフビルドの山荘修理
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15年くらい前にスウェーデンから並行輸入した角ログハウスの山小屋です。
この山小屋が出来た時には、前面の立木を囲んで広い木製デッキがあって、中央には大型のジャグジーがありました。

4年前の大雪でデッキと、屋根とつながるひさし部分が大きく壊れ、反対側にある玄関も大きく壊れてしまいました。それから修理になかなか入れずに3年が経ってしまいました。
壊れた次の年に木製デッキとジャグジーを撤去して、屋根にはサポートを立てて、これ以上壊れないようにするのが精一杯でした。
やっと今年、屋根を修理することが出来たので、この状態で今年の冬を越せば、来年は内装やペンキ塗りなどで元の状態に戻りそうです。

この山小屋は雪深い山の頂きにぽつんと建てられたものですから、もちろん誰も除雪などしてくれないので、冬には自分でユンボを動かし雪かきをしなければなりません。人力では雪下ろしはとても無理です。
冬にここに行くには、冬山の完全装備でカンジキを履いて、1時間くらいラッセルして登っていかなければなりません。とても厳しいです。

しかしそれもまた、楽しさの一部分です。

来年は木製デッキも元通りに復活させる予定です。


GHEZZI&BRIANのマフラーがまた不調に … これは設計自体に問題が・・2008/12/13

ゲッツィ&ブリアンのマフラー
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2ヶ月間一度も触っていなかったバイクのエンジンを、たまにはかけてあげないと、と思ったまではよかったのですが……。

イグニッションキーを回すとバッテリー量は十分で、正常な音でオイルポンプが回り始め、いつも通りの仕草でエンジンをかけてみると、ん? なんか変な排気音が…。しかも、排気ガス臭い。

耳障りな排気音もそのうちに収まるだろうと、しばらくエンジンを回してみるが、回転数を上げるとヒドくなるばかり。前にも聞いたことのあるこの異常音は?!、エンジンを切ってマフラーを調べてみると、案の定 SUSの角形BOXマフラーの角がみごとに裂けていました。
以前にも同じように角に沿って裂け目が入ったことがあり、その時はアルゴン溶接で直したのであるが、まったく同じところが裂けていた。

この形のマフラーは、購入当初から問題になりそうな感じでした。このバイクに最初から装着されていたものではあったのですが、やはり最初の設計時から問題だったと考えています。
たぶん本国イタリアでも、このマフラーは問題が多いでしょう。
大きな圧力のかかるマフラーの形としては、角を持った形状は、その角のところに応力が集中するので、このようなことが起こり易い。

う〜ん、これを再度直しても、この問題はいつまでもいつまでもついて回る問題だろうなあ。
今年はもう乗ることはないでしょうが、来年はマフラーごと新しい形のものに交換するのが、最良の方法なのだろうなあ。

このバイクはエンジン以外はフレームから何から全てがカスタム品ですから、既成のモトグッチのマフラーではそのまま装着出来ないかも。

まったく! お金のかかるバイクです。

FURIA日記 = http://www.asahi-net.or.jp/~hd2s-ngo/bike/index-bike.html


ルネッサンスの光と闇 …芸術と精神風土…2008/12/21

ダンテ「神曲」天国
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日曜日、久しぶりにのんびりした時間が取れたので、古い本を取り出して読み返しています。
「ルネッサンスの光と闇」という、昭和46年発行の高階秀爾著の名著です。
僕が初めて読んでから、もう30数年経ちます。

本の最初の部分に、ダンテの「神曲」の一節が載ってます。

《愛に満ちた知性の光 喜びに満ちた真に善きものへの愛 あらゆる楽しみを越える喜び …》

ルネッサンス期の絵画に触れながら、同時代の精神風土や社会情勢・哲学を解説している本です。
いや、逆ですね、ルネッサンス期の精神風土から、同時代の絵画・芸術家の「秘密」をひも解いていっているというべきでしょうか。

絵画にとどまらず建築も音楽も全ての芸術は、その時代性を反映していると言えます。
ですから、その時代の社会性や精神性、世情などを知ることは、その時代の芸術を理解する上で欠かすことの出来ない勉強なのですね。
特にルネッサンス期やバロック期のものはその傾向が顕著です。(現代アートのようにただ"表現"すれば良い、という訳ではないからです)

キャンバスの隅に描かれた人物の顔も、窓から見える背景の小さな景色も、描かれている木の葉一枚でも、無駄なものなどそこには何一つ無いのです。

全てが「必然」、意味を持っているのです。

その魅力的な「謎解き」のガイド役を、この本はしてくれます。


構造検査で越後湯沢に出張しました … 設計監理の検査2008/12/24

越後湯沢の雪景色
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22日の夜半に雪が降り、湯沢の山々もご覧の通りの姿になりました。
翌日23日の朝は青空になって、こんな絵はがきのような景色が撮れました。岩原からガーラ湯沢の山の方を見たところです。

しかし、今年はかなり雪が少ないです。この程度の積雪ではスキー場は営業できません。
工事を監理する方としては、この方が望ましいので出来るだけ降雪がないことを願いますが、雪国の経済としては「雪頼み」ですから、この状態ではたまったものではありません。
気温も氷点下には、なかなかならないのです。
この日も午後から雨が降り始め、せっかく降った雪もすっかり溶けてしまいました。

地元の人たちはクリスマス後の寒波に期待していますが、建設現場は27日に土間コン打ちなので、寒くなってもらっては困ります。

もう数日はこのままでいてくださいと、神頼みでもしたい気持ちです。

第三者監理ドットコム = http://www.daisanshakanri.com


大晦日はジルベスターコンサート! … JAZZ & CLASSIC2008/12/31

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今年の大晦日も、ジルベスターコンサートです。(と言っても、テレビですが…、ちなみにジルベスターとはドイツ語で大晦日という意味です)
渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われる、東急ジルベスタコンサートは今年で14回目ですが、今年の新年カウントダウンはとてもとても楽しみです。

2009年への幕開けカウントダウンが、ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーだからです。
JAZZの大御所ジョージ・ガーシュインが作曲した、シンフォニック・ジャズの傑作です。作った当初は、ジャズピアノコンチェルト?
情感たっぷりに始まるクラリネットと大編成の(ジャズ)オーケストラ、とにかくカッコよくスイングするピアノソロ…、ピアニスト ガーシュイン渾身の名曲です。

(1976年ロンドン、ロイヤル・アルバートホールでの、バーンスタインのピアノの弾き振りのラプソディー・イン・ブルーは歴史に残る名演でした。)

(個人的には、ジョージ・ガーシュインと兄のアイラが作詞作曲した「バット・ナット・フォー・ミー」が好きですが…)

コンサートでは、他にチャイコフスキーやサラサーテなどを演奏するようです。

とにかく、楽しみな大晦日です。

来年もよろしく お願いいたします。

第三者監理ドットコム = http://www.daisanshakanri.com


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